# 蹄の音がしたらシマウマではなく馬だと思え
## 概要
疑いがあれば、まずは珍しかったり意外だったりするものではなく、統計的に当たり前のものについて考えろという意味の格言。
## 由来
医学研究者[[セオドア・ウッドワード]]が医学研修生に教えた言葉として、アメリカの医療界で広く用いられている。個々の症例を診断する際に、一般的な疾患をまず考慮することの重要性を説いている。
>[!quote]
> When you hear hoofbeats behind you, don't expect to see a zebra.
米国では、シマウマは馬よりもはるかに珍しいので、蹄の音はほぼ間違いなく馬の音であるという前提の言葉である。
あくまで最初に馬だと思えと言っているのであり、確実に否定できるまでは「シマウマ」的な診断の可能性も考慮に入れておく必要があるとも指摘されている。
## 関連ノート
- [[オッカムの剃刀]]
- [[利用可能性ヒューリスティック]]
## 関連リンク
- [Zebra (medicine) - Wikipedia](https://en.wikipedia.org/wiki/Zebra_\(medicine\))