# やけくそ
## 概要
俗語で、「やけ(自棄)」を強めて言う語。漢字で書くと「自棄糞」。「やけっぱち」とも。
## 辞書を引く
「やけ(自棄)」で引く。
>[!quote]+ [[大辞林]] 第四版
> やけ[1]【〈自棄〉・焼け】
> (名・形動)
> 〔「焼け」と同源〕
> 思うようにならなくて、なげやりな行動をとる・こと(さま)。すてばち。
>[!quote]+ [[新明解国語辞典]] 第七版
> やけ① 【{自棄}】
> 〔一度 焼けてしまった物は取り返しがつかない事から〕どうしようも無い不結果に心の平静を失い、つい不摂生を重ねたり むちゃな事をやったり すること。
>[!quote]+ [[明鏡国語辞典]] 第三版
> やけ【〈自棄〉】
> [名]物事が思い通りにならないために、投げやりな気持ちになってむちゃな振る舞いをすること。やけくそ。自暴自棄。
> 「やけを起こす」
> 「やけのやん八(=「やけ」を強めて、人名のようにいう語)」
> [参考]「焼け」と同語源。
接尾の「くそ」は軽蔑の気持ちを含めてその後の意味を強める働きをする。「下手くそ」「ぼろくそ」などと同じ用法。
また、「自棄」を「やけ」と読むのは[[熟字訓]]である。
## 使用法
「やけくそ○○」という形で[[ネットミーム]]的に付ける風潮もある。
## 関連リンク
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