# アイネシデモスの十の方式 ## 概要 [[懐疑主義#古典懐疑主義|古典懐疑主義]]において判断保留(エポケー)へ導くために提示された十種類の論証形式のこと。 知覚や判断が動物の種類、人間同士の違い、状況、習慣などによって相対的に変化することを示し、物事の本性を断定することの困難さを明らかにする。 [[👤アイネシデモス]]が提唱し、[[👤セクストス・エンペイリコス]]の著作によって伝われた。 >[!summary] アイネシデモスの十の方式 > 1. 動物相互の違いに基づく方式 > 2. 人間同士の違いに基づく方式 > 3. 感覚器官の構造の違いに基づく方式 > 4. 状態(状況)に基づく方式 > 5. 置かれ方と隔たりと場所に基づく方式 > 6. 混入に基づく方式 > 7. 存在する物事の量と構成(調合)に基づく方式 > 8. 相対性に基づく方式 > 9. 頻繁に遭遇するか、稀にしか遭遇しないかに基づく方式 > 10. 生き方と習慣と法律と、神話を信じることと、独断論者の想定に基づく方式 ^tropes ## 関連ノート - [[📘『懐疑論 古代ギリシアからデカルト、陰謀論まで』]] - [[アグリッパの五の方式]] ## 関連リンク - [アイネシデモス - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%B9)