# スタンダードサイズ
## 概要
[[映画のアスペクト比]]の規格のひとつで、横縦比が1.33:1(4:3)または1.375:1の画面サイズのこと。
## 詳細
### 歴史
[[👤トーマス・エジソン]]と[[👤ウィリアム・ケネディー・ディクソン]]が[[キネトスコープ]]で採用した横縦比であり、以来サイレント映画時代の標準縦横比となる。
後に[[トーキー映画]]の出現でサウンドトラックの追加により映像の横幅が削られ1.19:1となる。
1932年に映画芸術科学アカデミーによって改めて標準横縦比を1.375:1と定められることとなり、これを[[アカデミーサイズ]]と呼ぶ。ただし、現代においてスタンダードサイズというとき、[[アカデミーサイズ]]を含めることが多い。
### 主な事例
サイレント映画時代の映画作品はもちろんのこと、アナログテレビ放送の標準横縦比も1.33:1であった。
サイレント映画時代以降の映画でも懐かしさの表現や、左右の狭さがもたらす圧迫感など、何らかの効果を狙って[[スタンダードサイズ]]を採用した作品は多数ある。
### 特殊な事例
#### [[🎞️『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』]]
もともと[[IMAX]]上映を想定に1.33:1の縦を活かした画作りで撮影が行われた。しかし、[[👤ザック・スナイダー]]監督の退任後に劇場公開版は[[ビスタサイズ]](1.85:1)での上映用に上下をカットされた経緯がある。
後に[[👤ザック・スナイダー]]監督による[[ディレクターズ・カット]]版である本作は想定通り[[スタンダードサイズ]]で配信された。
## 関連リンク
- [画面アスペクト比 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%94#%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA)