# ヒューリスティック
## 概要
ヒューリスティックとは、必ずしも正しい答えを導けるとは限らないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法のこと。[[アルゴリズム]]に対置する概念。
[[計算機科学]]ではプログラミングの方法を指し、[[心理学]]では人間の思考方法を指すものとして使われる。また、[[心理学]]では日本語でいうところの「経験則」と同義で扱われる。
## ヒューリスティックの作用と副作用
ヒューリスティックは脳を効率的に用いるためのショートカットのような機能を担う。
膨大かつ複雑な情報をすべて認識し、判断することは、脳にとって負担が大きい。
そこで、「だいたい合っていれば十分」という問題に対して判断を下す際は、ヒューリスティック(経験則)に基づいて判断をすることで時間やエネルギーを節約できる。
しかし、ヒューリスティックによって得られる解はあくまで正解に近い解である。状況によってはその誤差が大きな問題を引き起こすことがある。
[[認知バイアス]]の多くはヒューリスティックによる誤りに由来する、副作用のようなものである。
## 種類
- [[経験可能性ヒューリスティック]]
- [[代表性ヒューリスティック]]
## 関連リンク
- [ヒューリスティック - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF)
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