# 我思う、ゆえに我あり
## 概要
[[👤ルネ・デカルト|👤デカルト]]が[[📘『方法序説』]]で示した、近代哲学を代表する命題として知られる言葉。
[[方法的懐疑]]によってあらゆるものを疑った結果、疑っているという思考そのものは否定できず、したがって思考する主体である自分の存在だけは確実であると結論づけた。
## 詳細
### 原文
[[📘『方法序説』]]の原文はフランス語であり、該当箇所は *Je pense, donc je suis.* と記されている(初版では17世紀フランス語の綴りにより *Ie pense, donc ie suis.*)。
現在広く知られるラテン語表現 *Cogito, ergo sum.*(コギト・エルゴ・スム)は、この命題を表すラテン語の定式である。
*cogito*は「私は考える」、*ergo*は「ゆえに」、*sum*は「私は存在する」「私はある」を意味する。ラテン語では動詞の活用によって主語の人称が示されるため、人称代名詞は通常省略される。そのため、よく知られている定式では「私」にあたる言葉(*ego*)が省略されている。
デカルトが自らラテン語で執筆した[[📘『省察』]]では *ego sum, ego existo* 、[[📘『哲学原理』]]では *ego cogito, ergo sum* という形で同様の命題を記している。
## 関連ノート
- [[📘『方法序説』]]
- [[📘『デカルト入門講義』]]
## 関連リンク
- [我思う、ゆえに我あり - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%91%E6%80%9D%E3%81%86%E3%80%81%E3%82%86%E3%81%88%E3%81%AB%E6%88%91%E3%81%82%E3%82%8A)