# 5パラグラフエッセイ ## 概要 エッセイや小論文の構成のひとつで、英語圏の作文教育で広く用いられる。 その名の通り5つのパラグラフから成り、導入(序論)で主張を提示し、3つの本論段落でそれぞれ根拠や具体例を示し、結論で主張を再確認する構成をとる。 ## 詳細 ### 具体的な方法 まず導入段落でテーマを提示し、最後に明確な主張(テーゼ)を置く。 続く3つの本論段落では、それぞれひとつの根拠に絞り、段落冒頭に主題文(トピック・センテンス)を置いたうえで具体例や説明を加える。この際、基本的に、最も主張を支持すると考えられる事実から順に配置される。 最後に結論段落で主張を言い換えて再提示し、論旨全体を簡潔にまとめる。 ### 誕生と普及 [[5パラグラフエッセイ]]は1970年代にアメリカで広まった。当時、高等教育の急速な大衆化が進み、多様な学力レベルや言語・文化的背景を持つ学生に対して、標準化された論述指導法が求められたことが背景にある。 冒頭段落と各段落の主題文を読むだけで論旨が分かる書き方は読者を迷わせず、書き手である学生も試験問題に的確に答える助けとなった。 また、結論先行型の構成は、大衆化された大学で教員が大量のレポートを素早く採点することを可能にした。こうした利便性から、この形式は次第に初等・中等教育にも普及した。 ## 関連ノート - [[📘『論理的思考とは何か』]] ## 関連リンク - [Five-paragraph essay - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/Five-paragraph_essay)