# F2P
## 概要
ゲームサービスにおけるビジネスモデルのひとつ。「Free to Play」の略称。
基本プレイは無料で始めることができ、ゲーム内の課金要素(アイテム購入・追加コンテンツ・ガチャなど)によって収益を得るビジネスモデルを指す。
## 詳細
### 元祖F2Pゲーム
[[📘『本当にためになるゲームの歴史 1本のゲームが億を生む仕組みのすべて』]]によると、F2Pの中でもアバターを現金で購入するアバター課金を最初に導入したとされるのが、1999年10月にサービスインしたオンラインクイズゲームである[[ネクソン]]の[[🎮️『QuizQuiz』]]。
サービスイン時は月額課金モデルのゲームだったが、PC房(日本で言うネットカフェ )でのプレイは無料という形式だった。PC房の無料プレイでユーザーを増やし、気に入ったプレイヤーに自宅で月額課金をしてもらおうというモデルだった。
この月額課金額も8800ウォンと極めて安かった(同時期のMMOである[[🎮️『リネージュ』]]などは30000~40000ウォン)だったため、おそらく運営で得られる収入の大半がアバター課金によるものだったと推測される。
そして2000年10月前後に基本プレイ無料に移行し、同時に課金専用アバターが登場した。
同書では最初からF2Pを前提として設計されたゲームが何かを断言することはできないとしているが、調べられた限りで最もそれに近いのが[[ネクソン]]の[[🎮️『クレイジーアーケード』]](2001年、通称『BnB』)だという。
また、最初にガチャ課金の原型が現れたとされるのは[[🎮️『メイプルストーリー』]]の日本版で、2004年4月に実装された。
>[!check]
> [[🎮️『メイプルストーリー』]]におけるガチャ課金の原型となる機能の登場については以下のインタビューで詳述されている。
>
> - [アイテム課金&ガチャ浸透の歴史を知る男・ネクソン山崎氏にインタビュー──PCを買ってでも遊びたくなるゲームを求めて(1/2) - ファミ通.com](https://www.famitsu.com/news/201702/10126558.html)
## 関連ノート
- [[📘『本当にためになるゲームの歴史 1本のゲームが億を生む仕組みのすべて』]]
## 関連リンク
- [Free-to-play - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/F2P)