# OSI参照モデル
## 概要
[[ISO]]が策定した、コンピュータネットワークにおけるデータ通信を行う際に必要となる機能を整理したモデルのこと。
もともとはOSI(開放型システム間相互接続)というネットワーク標準を策定するために考案されたモデルだった。しかし、OSI自体は普及せず、OSI参照モデルだけがネットワークの基礎知識として広まった。
## 詳細
### 7つの層
OIS参照モデルは次の7つの層(レイヤー)から成る。
1. [[物理層]](Physical Layer)
2. [[データリンク層]](Data link Layer)
3. [[ネットワーク層]](Network Layer)
4. [[トランスポート層]](Transport Layer)
5. [[セッション層]](Session Layer)
6. [[プレゼンテーション層]](Presentation Layer)
7. [[アプリケーション層]](Application Layer)
あくまで概念上のガイドラインであり、実際のプロトコルがきっちり7つに分かれているわけではない。例えば[[インターネット・プロトコル・スイート|TCP/IP]]階層モデルではセッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層をまとめて「アプリケーション層」としている。
### 語呂合わせ
[[#7つの層]]の覚え方として、以下のような語呂合わせが有名。
- 日本語名の頭文字をとって「アプセトネデブ」
- 英文「Please Do Not Teach Stupid People Acronyms」(アホに頭文字を教えないで)
## 関連リンク
- [OSI参照モデル - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/OSI%E5%8F%82%E7%85%A7%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB)