# Univisium
## 概要
[[映画のアスペクト比]]の規格のひとつで、横縦比が2:1の画面サイズのこと。[[スコープサイズ]](ワイドスクリーン)に属する規格のひとつ。
2015年以降、主にアメリカ映画で少しずつ使われることが増えてきている。
## 詳細
### 歴史
撮影監督[[👤ヴィットリオ・ストラーロ]]が、TV、映画館などのすべての視聴環境で見やすいアスペクト比として1998年に提唱した。
[[👤ヴィットリオ・ストラーロ|ストラーロ]]は映画におけるデジタル革命は避けられず、映画館の35mmフィルム映写機はプロジェクターへ、カメラはフィルムからデジタルへとなり、同時に差別化として70mmフィルム撮影が使われるようになると予測をした。
2:1というアスペクト比は、HDビデオ(1.78:1)と65mmフィルム(2.20:1)の平均値になることから決められている。[[ビスタサイズ]]と[[シネマスコープ]]の良いところどりをしたアスペクト比は使い勝手もよく、これから使うことが増えていくと考えられる。
### 主な事例
映画ではアカデミー作品賞を受賞した[[🎞️『グリーン・ブック』]]や、[[👤アリ・アスター]]監督の[[🎞️『ヘレディタリー/継承』]]、[[🎞️『ミッドサマー』]]などが採用している。
配信作品ではTV画面(16:9)の上下にいれる黒枠(レターボックス)をシネスコより小さくしながら、左右に広がりのある演出をできることから採用が増えている。
## 関連リンク
- [Univisium - Wikipedia](https://en.wikipedia.org/wiki/Univisium)