# 2024-12-26 Obsidian Publishのはじまり
[[Obsidian Publish]]を用いた公開ノートを開始した。
徐々にルールを増やし、改善していきながら、次第に私のアウトプットスペースをここに移していきたいと考えている。
## これは何か
この公開ノートは[[Obsidian]]というローカルで動作することを基本としたメモアプリを利用している。
このアプリには、ローカルで編集したメモをこのような形で手軽にパブリックへ公開する機能が提供されている。それが[[Obsidian Publish]]だ。
## なぜはじめたか
ずばり、ブログ疲れを解消するひとつの手段として目をつけた。
私はこの記事を書いている時点で、[SpiSignal](https://spisignal.jp)という[[WordPress]]製のブログを公開している。「この記事を書いている時点で」、というのが後の運命を暗示している。そう、いい加減このブログをたたみたいと考えているのだ。5年くらい前から!
しかし、こうした形の文字によるアウトプットをやめたい、というわけではない。ただ疲れてしまったのだ。
この疲労感を解消するために私が求めていたことは、**書きやすさ**と**公開しやすさ**の向上だ。
### 書きやすさを求めて
書きやすさという観点では、[[Obsidian Publish]]は考えうる限り一番の選択肢となる。
私は2020年頃から大元となる[[Obsidian]]を触っているヘビーユーザーで、明日から使えなくなったら生きていけなくなる程度には依存している。必然、機能面の理解、そして慣れという点ではこれ以上の執筆環境はない。
### 公開しやすさを求めて
そして公開しやすさ。「[[『最終兵器彼女』|実を言うと、ブログはもうだめです]]」とまでは言う気はないが、やはりSNSが席巻して以降のインターネットで従来の「ブログ」という仕組みにこだわり続けるのは難しい。
特にアウトプットとコミュニケーションという二つの観点から、どちらもSNSのほうがその手軽さから選ばれやすい仕組みであることは間違いない。
そんな環境下でもなお「ブログ」にしがみつく理由のひとつは、それが**わたしのアウトプットがみんなのアウトプットと同列に扱われない環境である**こと、いわゆる「自分の城を持つ」という憧れがあるからだ。
そうしたSNSとの差別化を考えていくと、どうしてもアウトプットの質にこだわりはじめてしまう。これがいけない。とにかく腰が重くなるのだ。だったらSNSで発信すればいいじゃんという疑念を脳裏にちらつかせながら書くことはなかなかの苦痛だ。
そんな苦痛から逃れるために、従来的な「ブログ」から少し遠くに離れるというアプローチはないかと考えていた。そこで、[[辛そうで辛くない少し辛いラー油|ブログっぽくてブログっぽくない少しブログっぽい仕組み]]として、[[Obsidian Publish]]を利用することに目をつけた。身近で毎日使っている[[Obsidian]]の利用していない機能だ。
いつも使っている[[Obsidian]]のメモと同じ調子で書く。そして、さっさと公開してしまう。
これだと思った。そんなわけで、昨日さっそく課金して、とりあえず自前のドメイン下で公開するところまで漕ぎ着けたのが今である。
さっさと撤退するかもしれないが、しばらくはここで遊んでみたい。