# 2024-12-27 Obsidian Publishの運用について考える
## 保管庫をどうするか
今回[[Obsidian Publish]]を用いてこのサイトを公開するにあたり、新しい保管庫を作成した。
[[Obsidian]]について明るくない方向けに簡単に説明すると、[[Obsidian]]は保管庫(Vault)という単位でノートの集合を整理する。ローカルで管理するシステムの仕様上、保管庫はひとつのフォルダだ。
そして、保管庫はそんなにボコボコと乱立させるようなものではない。設定や内部リンクといった機能はひとつの保管庫で閉じているため、保管庫を新たに作るたびに設定のやり直しになり、それまでの量産してきたノート(ナレッジ資産)を活かせないからだ。
そんなわけで、私はひとつの保管庫で[[Obsidian]]を管理していた。そのままウェブにアップするつもりがなかったため、保管庫内にはプライベートに関わるノートも満載である。
そこで、ミスして私のプライバシーが丸出しになることを確実に避けるために保管庫を新たに作成するに至った次第である。
そして今、先に書いたように設定のやり直しと既存ナレッジ資産を活かせないという問題に案の定直面している。
## 今考えていること
保管庫を統合する。その作業をやるならば、まだこのサイト用に作成した保管庫の資産が少ない今のうちにやるべきだ。
昨日から運用を始めて、[[Obsidian Publish]]の仕様も分かってきた。机上論では問題なく統合できそうだと考える。
その際、公開の対象とするノートと、絶対に公開しないノートの厳密な分割管理は必須である。
具体的には、公開するノートを`Publish`のような名前のフォルダに置き、そこだけを[[Obsidian Publish]]の捕捉対象にする。または、逆に`Private`のような名前のフォルダを置き、そこだけを捕捉対象から外す。
今のところは前者の方法を考えている。理由はサイトの左側のサイドメニューの構成が保管庫のフォルダ構成に依存しているからだ。仮に`Publish`フォルダの中に公開するノートを入れると、このサイトのサイドメニューも一階層深くなってしまうはずだ。加えて、ファイルパスもそれに従い長くなってしまう。曲がりなりにも人様に公開する部分についてはUI/UXにこだわる方針で進めるのが将来的に有益だと考える。
ただし、既存の大量のノートを動かすのも少々骨が折れる。私は[[Obsidian Sync]]も利用しているため、デバイス間の同期に気を使う必要があるからだ。
面倒だなにゃあ……と思ったところ、偶然にも、年末年始休みに突入である。そう、年内タスクに[[Obsidian]]大掃除が追加された、ということだ。
## 余談
床につきながら以上のようなことを考えていたら昨晩はなかなか眠れなかった。[[お楽しみはこれからだ]]。