# 2024-12-28 Obsidian保管庫の統合作業を行う ## 経緯 [[2024-12-27 Obsidian Publishの運用について考える]]で言及した通り、[[Obsidian Publish]]用に新規作成した保管庫とそれまで使っていた保管庫を統合した。 ## 統合作業 従来の設定や画像などのメディア関連以外のノートを一旦`private`フォルダにぶち込んだ。競合が起きたら厄介なのでこの保管庫を閲覧しうるデバイス全てを対象に順番に一つずつ同期をさせていく。[[Obsidian Sync]]が優秀なので特にトラブルもなく完了。 続いて[[Obsidian Publish]]用に作った新規保管庫内にあるノートをすべて既存保管庫に移植する。 移植が完了したら[[Obsidian Publish]]の設定。先に作った`private`を除外フォルダに設定。 ここで違和感。一部のファイルが設定に反して捕捉されてしまう。内容を見ると書籍ノートが並ぶ。そこですぐにピンときたのがプロパティだ。 [[Book Search]]プラグインで書籍ノートの型を自動生成しているが、そのテンプレートの中に`publish`というプロパティを設定していた。その書籍の発行時期を記録するためのプロパティだったが、これが[[Obsidian Publish]]で用いている公開対象を制御するプロパティと衝突していた。 [Properties - Obsidian Help](https://help.obsidian.md/Editing+and+formatting/Properties#Properties+for+Obsidian+Publish) プロパティは「すべてのプロパティ」ビューから一括でRenameすることができる。一旦、公開予定のノートを保管庫外に退避してからすべての`publish`を`publish date`に変更した。 退避していたノートを戻して、[[Obsidian Publish]]のテスト。意図した通り、`Private`フォルダが公開範囲として捕捉されなくなった。 作業としてはこれで完了。 ## 統合の成果を評価するのはこれから これでオンラインで公開するノートと、既存のプライベートな情報も含む大量のノートが同居する保管庫となった。 設定の共有化や既存ノートの利用ハードルが下がることを期待している。 考えられるデメリットは、外部に漏らしたくない情報を誤って公開してしまう可能性が上がる。しかしこれは仕組み作りやルール適用によってリスクをゼロに近づけることはできるだろう。 とりあえずしばらくはこのひとつの保管庫で管理・運用を試みたい。