# 2025-01-31 [[Obsidian]] 1.8.3 リリースノートを読む 朝起きたら[[Obsidian]] 1.8.3 がリリースされていた。 [Obsidian 1.8 Desktop (Public) - Obsidian](https://obsidian.md/changelog/2025-01-30-desktop-v1.8.3/) 今朝は時間があるのでデスクトップ版の更新内容をチェックする。 ## 翻訳 [[Claude]]を使用して翻訳を生成。 >[!quote]- Claude 3.5 Sonnet による日本語訳 > ## ハイライト > > - Webビューア(新しいコアプラグイン)が追加され、Obsidian内で外部リンクを開けるようになりました。これによりアプリを離れずにリンクされたコンテンツを読むことができ、ウェブ調査時のマルチタスクが改善されます。このプラグインはデフォルトでは無効で、設定で手動で有効にする必要があります。 > - 同期機能に「自分の変更を非表示」という新しい表示オプションが追加され、共有されたObsidian同期ボルトで自分のファイル変更を非表示にできます。 > - ファイルエクスプローラーにアクティブなファイルを自動的に表示するオプションが追加されました。 > - 「現在のファイルの添付ファイルをダウンロード」コマンドが追加され、外部に埋め込まれた画像をすべてダウンロードして外部リンクを内部埋め込みに置き換えることができます。 > - 「脚注を挿入」コマンドが追加されました。一致する脚注が見つからない場合、脚注のオートコンプリートで新しい脚注を作成できるようになりました。 > - タグビューに検索フィルターが追加されました。 > - アウトラインに「現在のセクションに自動スクロール」オプションが追加されました。 > > ## 改善点 > > - 番号付きリストを修正する際、番号が自動的に更新されるようになりました。 > - 最近使用したコマンドがコマンドパレットの上部に表示されるようになりました。 > - エディタの提案が入力の変更時に上部にスクロールするようになりました。 > - タブの前後ナビゲーションボタンを中クリックすると、新しいタブでファイルが開くようになりました。 > - エディタのコンテキストメニューの「フォーマット」サブメニューに「コメント」オプションが追加されました。 > - 無効なfrontmatterの処理が改善されました: > - リーディングモードでファイルの上部にエラーメッセージが表示されます。 > - 「プロパティを追加」コマンドが無効なfrontmatterを削除する代わりにエラーを表示します。 > - Canvasのグループが空のラベルを持てるようになり、編集中も表示されたままになります。 > - Canvasのカードが、ズームアウト時でも編集中はマウントされたままになります。 > - 同期のバージョン履歴でCanvasファイルを表示する際にプレビュー画像がレンダリングされるようになりました。 > - 「現在のファイルを検索」の検索バーに結果の総数が表示されるようになりました。 > - クイックスイッチャーでブックマークされたURLのレンダリングが改善されました。 > - 検索で下矢印キーを押すと、検索バーからカーソルが削除され、結果のナビゲーションが容易になりました。 > - 「テンプレートを挿入」コマンドがファイルパスでテンプレートを並べ替え、フォルダ名を表示するようになりました。 > - ファイルエクスプローラーの任意の場所を右クリックするとコンテキストメニューが表示されるようになりました。 > - ファイルエクスプローラーに選択したアイテムで新しいフォルダを作成するメニューオプションが追加されました。 > - リストプロパティの個別の値をコンテキストメニューまたはCommand/Ctrl + Cでコピーできるようになりました。 > - ローカルプロパティビューの任意の場所を右クリックするとプロパティメニューが表示されるようになりました。 > - ファイルエクスプローラーで折りたたまれたフォルダにファイルをドラッグすると、フォルダが自動的に展開されるようになりました。 > - プロパティメニューで並べ替えオプションが利用できるようになりました。 > - 相対的なsrcパスを持つ\<img\>、\<video\>、\<audio\>、\<source\>タグがライブプレビューとリーディングモードでレンダリングされるようになりました。 > - タブが小さすぎる場合、タブの閉じるボタンが非表示になるようになりました。 > - 同期履歴で、アクティブなアイテムをクリックするとそのエントリが展開されるようになりました。 > - コールアウトのコンテキストメニューにコールアウトフォーマットを削除するオプションが追加されました。 > - 「ドキュメント内のバックリンクを表示」設定がワークスペースの各タブに保存されるようになりました。 > - 「リボンを表示」設定がapp.jsonではなくappearance.jsonに保存されるようになりました。 > - ノートと添付ファイルのタブヘッダーでホバー時のページプレビューがサポートされるようになりました。 > - Obsidian Publishに「ライブサイトで開く」という新しいコマンドが追加され、ノートの現在のライブバージョンを開けるようになりました。 > - 同期リモートボルトへの接続時に表示される画面が改善されました。 > - 設定での可視性を向上させるため、同期プラグインがデフォルトで有効になりました。「同期:同期をセットアップ」という新しいコマンドが追加されました。 > - ファイルエクスプローラーで、ファイルを折りたたまれたフォルダに移動した後、自動的に選択が解除されるようになりました。 > > ## 修正された問題 > > - ライブプレビューで参照スタイルのリンクが正しくレンダリングされるようになりました。 > - 「タブインデントサイズ」設定がタブ/インデントの視覚的な幅を制御するようになりました。 > - 見出しとブロックIDの名前変更時に、変更されたファイル数が誤って表示される問題が修正されました。 > - グラフビューがCanvasファイルを添付ファイルとして扱わないようになりました。 > - 検索の並べ替え順の設定が常に保存されない問題が修正されました。 > - Obsidianを終了する前に、レイアウトと設定の変更が必ず保存されるようになりました。 > - カーソルがファイルの先頭にあり、テンプレートの内容が水平線で始まる場合に「テンプレートを挿入」が失敗する稀なバグが修正されました。 > - プロパティ名が空の状態でプロパティアイコンを右クリックすると行全体が非表示になるバグが修正されました。 > - カーソルが埋め込み開始の`![[`と重なっている場合にAlt-Enterが機能しない問題が修正されました。 > - 非アクティブなテーマを削除した後にアプリがデフォルトテーマに切り替わる問題が修正されました。 > - 複数のファイルカードを選択した際にCanvasで追加のコンテキストメニューオプションが表示されるようになりました。 > - 埋め込み内のコードブロックとコールアウトの余白が欠けている問題が修正されました。 > - サイドバービューがアクティブな場合に「ファイル名を変更」が機能しない問題が修正されました。 > - メディア選択プロンプトで、入力に一致する結果がない場合にファイル作成が許可されないようになりました。 > - テキストプロパティ入力でShift-Enterを押した際に、現在の入力テキスト値が正しく使用されるようになりました。 > - ファイル名がギリシャ文字で終わる場合のリンク解決が修正されました。 > - 脚注IDが大文字小文字を区別しないようになりました。 > - PDFでテキストを選択する際のちらつきが修正されました。 > - 埋め込まれた見出しでMarkdownフォーマット(例:`## _Hello_, World`)が正しくレンダリングされるようになりました。 > - コードの色のコントラストが向上し、コードブロックの境界線用のCSS変数が追加されました。 > - コールアウトの「コピー」ボタンをクリックしてもソースモードに切り替わらないようになりました。 > - ネットワーク接続が悪い場合にリモートボルトの読み込みに失敗した際の「再試行」ボタンが追加されました。 > - デフォルトフォントを使用する際に一部の日本語文字が正しくレンダリングされない問題が修正されました。 > - ポップアウトウィンドウのremユニットがメインウィンドウと一致しない問題が修正されました。 > - インライン脚注がメタデータキャッシュで常に処理されない問題が修正されました。 > - ソースモードでレンダリングされたチェックボックス(例:コールアウト内)と競合しないよう、編集可能な行のタスクチェックボックス位置のCSS特異性が修正されました。 > - プロパティ値の入力がスペルチェック設定を尊重するようになりました。 > - 「すべてのファイルで検索」を使用した後に検索が並べ替え順を忘れることがある問題が修正されました。 > - 埋め込みから「見出しの名前を変更」と「ブロックIDの名前を変更」がトリガーされた際に機能しない問題が修正されました。 > - 「除外されたファイル」画面が適切に保存されない問題が修正されました。 > - 「タブインデントサイズ」の説明が動作に合わせてより適切に更新されました。 > - ページプレビューから埋め込まれた見出し(例: `[[file#heading]]`)を編集すると見出しテキストが変更される不具合が修正されました。 > - 埋め込まれた見出し内でMathJaxがレンダリングされない問題が修正されました。 > - ノートから添付ファイルに移動した際にコマンドが正しく機能しない不具合が修正されました。例えば、PDF表示でCommand/Ctrl + Fが機能しないことがありました。 > - PDF表示の「選択部分へのリンクをコピー」が時々誤ったテキストノードに選択を適用する問題が修正されました。 > - 複数行のリストアイテムでEnterを押すと、リストが適切に続くようになりました。 > - 「コメントの切り替え」が時々カーソルを誤った位置に配置する問題が修正されました。 > - 特定のタイミングでポップアウトウィンドウを閉じると、ワークスペースの保存などのイベントが発火しなくなる問題が修正されました。 > - 見出しにコードブロックが含まれている場合に、折りたたまれた見出しを持つノートを開いた際に折りたたみが正しく復元されない不具合が修正されました。 > - 「force」オプションを0に設定した際のグラフビューのエラーが修正されました。 > - グラフビューでページプレビューが確実に機能しない問題が修正されました: > - ノードにホバーすると確実にページプレビューが開くようになりました。 > - ホバーしてからモディファイアキーを押してもページプレビューが開くようになりました。 > - 複数のノードに素早くホバーしても、プレビューが適切に更新されるようになりました。 > - サイドバーのリンクをクリックする際(モディファイアを押さずに)、タブが正しくフォーカスされるようになりました。 > - Canvasでノードラベルをダブルクリックするとノードが編集モードに切り替わる問題が修正されました。 > > ## サードパーティライブラリ > > - Electronを33.3.2に更新 > - Prism.jsを1.29.0に更新 > - Turndownを7.2.0に更新 > - Mermaidを11.3.0に更新 > - CodeMirrorを最新バージョンに更新 > ## 気になる項目をチェック ### ハイライト #### Webビューア 新しいコアプラグインWebビューア(Web viewer)を追加。 [[Obsidian]]内に外部ページを開くための簡易ブラウザが搭載された。 これまでコミュニティプラグインで同様の機能を提供するものがあったが、公式で実装された。 もともとのコミュニティプラグインも試したことがあったが、あまり有効な使い方が思いつかなかったためすぐにアンインストールした覚えがある。 基本的にはウェブ上の記事を元にメモを取る際は、別ウインドウであるブラウザと行き来するよりも楽だよね、ということだという理解。便利な使い方を模索する。 任意のページを開いて右クリックメニューを開くと、[[Obsidian]]内のブックマーク機能に対応しているようだ。 --- ……後の項目を読み進める中で、改善点の中に以下の項目を発見。 >[!quote] > Obsidian Publishに「ライブサイトで開く」という新しいコマンドが追加され、ノートの現在のライブバージョンを開けるようになりました。 [[Obsidian Publish]]で公開済みのファイルを開いているとき、新しいコマンドとして「パブリッシュ: Open in live site」が追加されていることを確認。実行するとWebビューアで開く。 現在開いているファイルから[[Obsidian Publish]]で公開しているウェブページを開く機能がほしいと前々から思っていた。そのうち[[Templater]]でスクリプトを書こうと思っていたが、公式で対応してくれた形。これはありがたい。 このことからも、[[Obsidian Publish]]ユーザーには色々と恩恵がありな気がしてきた。 #### 「現在のファイルの添付ファイルをダウンロード」コマンド 新しいコマンドとして「Download attachments for current file(現在のファイルの添付ファイルをダウンロード)」が追加された。 このコマンドを使用すると、現在のファイル内にある外部リンクされた画像をすべてダウンロードして、内部埋め込みに置き換えてくれる。 外部サイトの依存から脱することはノートの永続化に有効。 とはいえなんでもかんでもダウンロードするのは管理コストもかかるので使いどころは迷いそう。 ひとまず頭の片隅にコマンドの存在は覚えておこうと思う。 #### 「脚註を挿入」コマンド 新しいコマンドとして「Insert footnote(脚註を挿入)」が追加された[^1]。 脚註自体は以前からあった機能だが幾分地味で忘れがちな機能だった。リーディングビューのときだけリンクになり、ライブプレビューではリンクにならないのもその地味さに拍車をかけているだろう。 従来もコンテキストメニューから追加できた覚えがある。コマンドの追加でさらに機能へとアクセスがしやすくなったことで存在感は増しそうだ。 とはいえ脚註を多用したノートは読みにくいと私は思っているので、多用は控えたい。 #### タグビューに検索フィルターが追加 タグビュー内に新たに虫眼鏡のアイコンが。 文字列入力でフィルタできる機能。ズボラな私はタグがカオスなので(いずれ整理したい……)、これはかなり使えそう。シンプルな機能なのに前からなかったのね。 ### 改善点 #### 番号付きリストの挙動改善 番号付きリストを修正する際に番号が自動的に更新されるようになった。 例を上げると、下記のような番号付きリストがあるとする。 1. foo 2. bar 3. baz このリストの途中にレベルを下げてリストを追加する。 1. foo 2. bar - hoge - fuga 3. baz このとき、従来は番号付きリストの連なりがなくなったと解釈されてか、「3. baz」が「1. baz」になってしまった。この点は以前から気になっていたポイント。 現在は「3. baz」に自動的に更新されるようになった。さらに、数字部分に任意の数字を入れても自動的に3に更新されるようになっている。これは嬉しい改善。 ### 修正された問題 #### デフォルトフォントの日本語文字が修正 [[Obsidian]]を触ってみて最初に目に飛び込んでくる中華フォントによって萎える事故が減るため、日本語ユーザーの最初のハードルがひとつ取り除かれたと解釈。 [^1]: 脚註とはこれのこと。