# 2025-02-04 [[🎞️『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』]]を観る ## 感想 劇場で鑑賞。 ![Xユーザーのこーしんりょー@SpiSignalさん: 「『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』観た。安楽死を決意した親友に付き添う。死ぬ時と場所を自分で選ぶという「究極の自由」を前にしてできること、考えること……道徳や倫理は一旦脇に置いておいて、その決意を固めた親友の隣の部屋に、はたして私はいられるだろうか。」 / X](https://x.com/KO_SHIN_RYO/status/1886780195287523769) [[ペドロ・アルモドバル]]監督の新作。名前はよく見聞きするが、作品を観るのははじめて。 画作りや音楽のタッチから、全体的にクラシカルな雰囲気を感じた。 主人公は「死」をテーマとした小説を発表したばかりの作家イングリッド([[ジュリアン・ムーア]])。 久しぶりに再開した、子宮頸癌のステージ3にある親友マーサ([[ティルダ・スウィントン]])が[[安楽死]]の薬を手にしたという。死ぬその時に、隣の部屋(ザ・ルーム・ネクスト・ドア)に居てほしいと頼まれる。 [[安楽死]]の是非について、本作を観てどうこうするのも違う気がする。ただ、明確な決意を持って「死の自由」を行使しようとするマーサには確かに惹かれるものがある。 挿話される戦場のゲイカップルのエピソードが特に分かりやすいが、「セックスと死」のモチーフがそこここに表れる。他者にも、社会にも、宗教にも縛られぬ人間の自由を描き出そうとする一作だ。 特徴的な色使いに鑑賞中は常に目が惹かれた。 注目すべきは赤と緑だ。衣装はもちろん、ソファー、絵画、扉、そして口紅。主役ふたりの周囲は赤と緑に囲まれる。そして外側から来た人物が纏うのは青、だろうか。 ## 情報 ![[🎞️『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』#予告編]] ![[🎞️『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』#主要スタッフ]] ![[🎞️『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』#関連リンク]]