# 2025-05-03 [[📗『BugBug』]]と[[📗『メガストア』]]の2025年6月号を読む
[[2025-05-02 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年5月号を読む|昨日]]に引き続いてエロゲーの最新情報をキャッチアップ。
インタビューを中心に気になるった記事をメモする。
## [[📗『BugBug』]]2025年6月号
### [[🎮️『アンラベル・トリガー -Prelude to War-』]]特集
今号表紙&最大の10Pでの特集。企画・シナリオの[[👤工藤啓介]]氏の1Pインタビュー。
企画としてはファンディスクである[[🎮️『アンラベル・トリガー -Prelude to War-』]]よりも、続編である[[🎮️『アンラベル・トリガー -Cold War-』]]の方が先にスタート。フルプライスとなる[[🎮️『アンラベル・トリガー -Cold War-』|🎮️『アントリCW』]]までの隙間を埋める企画として[[🎮️『アンラベル・トリガー -Prelude to War-』|🎮️『アントリPW』]]が生まれたという順番。もともと3部作にするつもりはまったくなく、予約が好調だったことから続編を作ろうとなったようだ。
### [[🎮️『DeepOne -領界侵犯-』]]特集
4Pでの特集ほぼすべて企画・シナリオの[[👤堀ノ内遊女]]氏へのインタビュー。
もともと『DeepOne』シリーズはヒロインごとに物語を用意するという構想で始まり、七年前にリリースした前作[[🎮️『DeepOne -ディープ・ワン-』]]は妹の九花ルートとして制作された。しかしそのアナウンスが不十分で分割商法だと不評を買ったという。その反省も含めて作品づくりを見直した結果、続編まで時間がかかったと。
その間にソーシャルゲーム展開した[[🎮️『DeepOne 虚無と夢幻のフラグメント』]]の監修を通して現代的な「読みやすく理解しやすい作品作り」を意識し、日常シーンや恋愛パートが得意なライターとして[[👤東雲和也]]氏をシナリオに参加させ、得意分野ごとに分業した。
海外版としては、シリーズ全体が中国のユーザーからの反響が大きく、可能であればそちら向けのリリースもしたい気持ちがあるとのこと。
### [[🎮️『シークレット・デッサン』]]発表
[[あざらしそふと+1]]のミドルプライス新作。
インタビューなど記事的な面白みはない紹介記事だが、メインスタッフを見るとシナリオが[[👤早瀬ゆう]]氏、原画が[[👤やまのかみ]]氏。
この組み合わせはちょうど直近の期待作[[🎮️『バカップル・サプリメント』]]と[[🎮️『初恋マスターアップ』]]のスタッフが交わった感じで目を引いた。
>[!check]
> ちょうど前号がこの二作の特集だった。
>
> - [[2025-05-02 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年5月号を読む]]
### 声優STATION - [[👤七種結花]]インタビュー
近年の[[HOOKSOF]]系列に多く出演されている方で私は御縁がないのだが、下記のコメントが気に入った。
>[!quote]
> ――そんな七種さんが収録の際に一番大切にしていることは何でしょう。
> 七種:説得力ですね。セリフ一つ一つの説得力ももちろんですし、キャラクターがなぜそのセリフを言うのかという説得力。==美少女ゲームにおいてヒロインの可愛さというのは、「この子、俺のことを好きなのかも」と思う瞬間に感じる==と思うんです。その面も含めてセリフの説得力だと思っています。まだ全部で出来ているかは自信がないんですが。
>
> 引用:[[📗『BugBug』]]2025年6月号 P78、マーカー部分は筆者による
そうそう、やっぱりトキメキとは、可能性が生じたときにどっと流れてくるものなのだ。あくまで可能性だから、それが好意だとわかり易すぎちゃあいけない。だから私はエロゲーにおいてヒロイン視点の導入はイマイチだと常々感じているのである。
## [[📗『メガストア』]] 2025年6月号
### [[🎮️『初恋マスターアップ』]]特集
6Pの特集で、ディレクター[[👤あおきゅん]]氏のインタビュー付きだが、前号の[[📗『BugBug』]]の方がボリュームもあってほとんど下位互換な内容で残念。
### [[👤胡桃ふゅ]]のエロゲ業界探検隊 - [[👤齋藤なつき]]氏・[[👤野山風一郎]]氏インタビュー
[[Triangle]]の原画・シナリオの両名への鼎談形式のインタビュー。
[[👤胡桃ふゅ]]さんが[[Triangle]]作品をプレイしたことがないというところからスタートするのも、意外性がありつつもインタビュアーが有名人という形式ならではで面白い。ちなみにかくいう私も[[Triangle]]童貞。
最初に出したキャラクターがユーザーから高い人気を得て、以降は同じキャラクターをスターシステムのように何度も起用しつつ、新しく生まれたエロ表現の餌食にしていく――という理想的な制作体制。
現在はシリーズ的には第四期で、マルチバース的展開で過去ヒロインも出てくる。新作[[🎮️『魔法戦士エクストラバースト 天使断罪』]]では新キャラを主軸に既存キャラが3人。まるでエロゲー版の[[マーベル・シネマティック・ユニバース|MCU]]みたいだ。
今から入るならば第四期の一作目に当たる[[🎮️『魔法戦士EXTRA IGNITION』]]がわかりやすいとのこと。または新作から手を出して、既存ヒロインの関連作を掘るのがおすすめのようだ。気にはなっているシリーズなので、タイミングがあれば[[🎮️『魔法戦士EXTRA IGNITION』]]からかなあ。
### その他
巻末コラムの「MOVIEどうでしょう。リターンズ」では[[🎞️『うぉっしゅ』]]を紹介。
ソープ店で働く主人公が、認知症が進んだおばあちゃんの介護をすることになる映画だ。[[2025-05-02 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年5月号を読む#📗『メガストア』 2025年5月号#その他|前回]]から気にし始めたコラムだが、意外と年齢層高めのエロゲーマー層を対象に紹介している印象で、面白く読んでいる。