# 2025-08-04 [[📗『BugBug』]]と[[📗『メガストア』]]の2025年8月号を読む
先月は読み込む時間がなかったので一ヶ月遅れで。
インタビューを中心に気になった記事をメモする。
## [[📗『BugBug』]]2025年8月号
### [[🎮️『ギャルズフィクション』]]特集
今号最大の10P特集。
[[自宅すたじお]]代表の[[👤なごみ]]氏へのインタビュー。
ヒロインのキャラクターが濃くなりすぎたから、単に普通のギャルが好きな主人公だと存在が消えそうに思った、だから主人公を女装男子にしたという。
>[!quote]
> なにかに何かをぶつければいい、という映画の台詞を参考にするならば、濃いキャラには濃いキャラをぶつければいいと常々思っているので、なるべくしてそうなったのかもしれません。
「ギャル子vsギャル女装男子」で映画化できるなコレ。
「ギャル女装男子」でありあくまで男、よくいる「男の娘」にはしない、というのがポイント。私もこの辺りの線引にはこだわりがあるので、ここがなおざりな創作はムムッとしちゃうな。
### [[🎮️『廃村少女[弐] ~陰り誘う秘姫の匣~』]]特集
4Pの特集。紙面の大部分を企画・シナリオの[[👤薄迷]]氏へのインタビューが占める。
前作の口コミによるヒットについての流れで、当時[[🎮️『ふぃぎゅ@メイト』]]の主題歌の踊ってみたや歌ってみたの動画がバズったことに触れられているが、それによるゲームの売上増は限定的だったとのこと。相変わらず主題歌のおかげで想像以上に露出はするが、あまりに売上に貢献できないゲームだ。
新作についての話も興味深いが、ここのところノベル系のゲームが続いたところ、次作は遊べる要素のある作品になりそうとのこと。すわ、[[🎮️『ふぃぎゅ@メイト』]]続編か?!(いつもの発狂
### 声優STATION - [[👤冬峰小鈴]]インタビュー
2020年デビュー、私のプレイが薄いころのデビューのためプレイ作品はゼロ。でも[[🎮️『ホめられて伸びるSR少女たち』]]は購入済みなのでそちらの演技を楽しみにしたい。
大学卒業後に普通に就職したが、その後も声優への興味があり一般公募に参加、最終選考まで残れたことで本格的に声優を目指し始めたという。
その公募の最終選考まで残ったご褒美として有名声優の収録現場見学があったのだがこちらは仕事の休みが取れず参加できなかった。その経験から改めて夢を追いかけようと思い立って仕事を辞めて専門学校に入学したとのこと。
専門学校時代にはインターンで洋画吹き替えでモブ役の仕事があった。[[👤南條愛乃]]さんがいたという発言から調べた感じだと、時期的に[[🎞️『ローマの休日』]]の再吹き替え版の可能性が高そうだ。
[[🎮️『アイキス2』]]でギャル系ヒロインのイメージが定着。新作で今号の特集にもなっている[[🎮️『ギャルズフィクション』]]ではもちろんギャル……ではなく、主人公を演じている。オーディションで受かったとのこと。
## [[📗『メガストア』]] 2025年8月号
### [[🎮️『ヒミツの合宿 -スク水ヒップに溺れたい-』]]特集
6Pの特集。
見どころはシナリオの[[👤七歌]]氏へのロングインタビュー。
[[Waffle]]では初仕事で、企画から参加したのも初めて。[[Waffle]]といえば[[『巨乳ファンタジー』シリーズ]]と[[『なう。』シリーズ]]の印象が強く、スク水フェチ系タイトルの印象がなかったことがかえってプレッシャー軽減につながったと語る。
言われてみればスク水を全面に打ち出した新作は2012年の[[🎮️『すくみず食べ放題』]]以来なのか。汁気を強調した塗りのイメージが強いこともあって、「[[Waffle]]といえばスク水」という印象を私は抱いていたがその認識も古い……いやまあ、新作が出たからアップデートされたのだと思おう。
[[👤七歌]]氏は年代的に本物のスク水やブルマに触れる機会はなかったとのこと。私も同様だが、スク水やブルマというものは「かつてあったもの」であり、今も二次元に生きているフェティシズムとして好物だ。
故にスク水(旧スク)やブルマを「ダサい」という者とは話を切り上げるようにしているのであった。
### [[🎮️『爆乳淫乱ビーチ』]]特集
2Pの特集。
[[📗『BugBug』]]でも紹介されており、追加購入のアペンドについて「マニア向けのHも楽しむことが出来る」とあるがその内容に触れていなかった。
一方の[[📗『メガストア』]]ではしっかりとその内容――脱糞するヒロインのCGを掲載しており、「モリモリ排泄されるそのシチュは、好きな人にはたまらないぞ!!」とプッシュ。偉い!
同じ作品を紹介する異なる雑誌を購入して比較する価値はこういうところにあるね。
### [[👤胡桃ふゅ]]のエロゲ業界探検隊 - [[👤阿佐美晶]]氏インタビュー
[[HOOKSOFT]]代表へのインタビュー。
[[👤胡桃ふゅ]]さんは初めて秋葉原に来たとき、[[🎮️『HoneyComing』]]の体験版を配布していて、それでエロゲーの存在を知ったと語る。
かく言う私は[[HOOKSOFT]]を一作もプレイしていないというのに、[[🎮️『HoneyComing』]]のイントロダクションに記された「[[――純愛は、HOOKが完成させる]]」というコピーを散々擦り倒している迷惑ユーザーだ。なのでいずれやらねばと常々思っていたりするのであった。
ちなみに[[HOOKSOFT]]は2001年にデビュー作を出したのにもかかわらず今年で25周年。
なんで? という話であるが、2005年に数え間違えて5周年とやってしまった結果、引っ込みがつかずそのままの数え方で10周年、15周年、20周年と続けて現在に至るらしい。
[[HOOKSOFT]]の成り立ちとして、阿佐美さんがゲームメーカーに入社したかったから一度ゲームを作ってみようと同人ゲームを作ったところ、[[戯画]]から声がかかりデビューに至ったという。その時もう1サークル声をかけられていたところがあって、一緒に組んでスタートしたという経緯。
当時は「戯画パートナーブランド」という枠組みで、[[HOOKSOFT]]以外にも[[feng]]や[[フロントウイング]]、[[AUGUST]]、[[ねこねこソフト]](デビュー当時は「くるみ」名義)など多くのブランドがデビューしたという話は始めて知った。
その後、二作目の[[🎮️『天紡ぐ祝詞』]]が爆死、住むところもなくなったところを見かねた[[戯画]]が事務所に居候させてくれて、ようやく3本目の製作ができるようになったと。エロゲー業界怖い話&良い話。
その後、三作目の[[🎮️『Orange Pocket』]]でのヒットから純愛路線で研究しヒット作を連発。[[🎮️『_summer』]]が予約特典としてスペシャルCD付きビジュアルファンブックを作ったのだが、それが業界初の早期予約特典だったという話があるという。
[[🎮️『ゆびさきコネクション』]]ではじめて陰毛ON/OFF機能を採用した際は「二度と買わない」宣言がたくさん送られてきたという。そこで次の[[『🎮️思いで抱えてアイにコイ!!』]]でやめたのだが、そうしたら今度は「なんでやめたんですか?」という声が届いたと。エロゲーマーとはかくも我儘なものなのだ。
ちなみに私は「なんでやめたんですか?」と送る側です。
今年11月に発売予定の25周年記念BOXは買おうと思います。せめて[[🎮️『HoneyComing』]]だけでもプレイしておきたい。
### メガガガ#186
[[大槻涼樹]]氏の連続コラム。「正味な話、エロゲの強みはインタラクティビティがすべてだ」から始まり、その強みを他のポルノ媒体と比較しながら探求する語りが面白かった。
## 関連リンク
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