# 2025-12-05 [[📗『BugBug』]]と[[📗『メガストア』]]の2025年12月号を読む
11月はまとまった時間が取れず一月遅れの更新。
インタビューを中心に気になった記事をメモする。
## [[📗『BugBug』]]2025年12月号
### [[🎮️『下級生』|🎮️『下級生リメイク』]]特集
本号最大の10P特集。原画担当の[[👤かっぴぺ]]氏による各キャラクターへのコメントと、ディレクターの[[👤ヤス]]氏への1Pインタビュー。
[[2025-08-21 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年9月号を読む|9月号]]のインタビューで、[[🎮️『同級生』]]の次は[[🎮️『下級生』]]……と思わせて[[🎮️『野々村病院の人々』]]を先に発表した件について触れられていた。
この前後関係の理由について明かされており、単純に本作の物量がとんでもないボリュームだったから先に[[🎮️『野々村病院の人々』|🎮️『野々村病院の人々リメイク』]]が完成したからとのこと。
[[🎮️『同級生』]]オリジナルが1992年、[[🎮️『同級生2』]]が1995年、そして[[🎮️『下級生』]]が1996年のリリースだが、この時点で既に急激なボリュームアップ需要があったのだろうなあと感じる。
そういえば[[PC-98]]版[[🎮️『下級生』]]はフロッピーディスク17枚組、というのは思い出話としてよく耳にする。参考までにググると[[🎮️『同級生2』]]がフロッピーディスク11枚組。ダウンロード販売全盛の時代を生きる未来人目線だと、当時のエロゲーマーはインストールひとつとっても大変そうだ。
[[『下級生2』]]リメイクについても意欲を見せるコメント。
それどころか「[[elf]]さん作品は全部やりたいと思っています!!」という今後も期待できるコメントまで。
### [[🎮️『搾精病棟R ~性格最悪ナースが僕の精子を懇願する逆転入院生活~』]]特集
プロデューサーの[[👤まついさん]]氏、ディレクターの[[👤大熊陣八]]の二者への3Pインタビュー。
私は[[『搾精病棟』シリーズ]]は[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]で聞こえてくる語録くらいしか知らないペーペー。
本作は原作から発展したオリジナルストーリーをADVで展開する、というシリーズ展開のようだ。てか、格ゲーまであるのか……。
直前に取り上げた作品が「リメイク」だったので、本作の「R」もそうなのかなと一瞬思うが企画趣旨からそうでないことは分かる。実際には「Revenge」「Reverse」「Return」などすべての意味を込めて「R」としたとのことだが、元は「Reverse」つまり立場逆転のコンセプトを意図したらしい。
プロモーションについて、ネクストンとしてコミケにも参加するが、最近の風潮として『搾精病棟』の看板を掲げると隅っこに追いやられるのではと自嘲混じりで語る。
最近のコミケ事情はとんと分からないが、やはりそういう雰囲気はあるのね。
[[だーくワン!]]次回作は[[👤夏彦]]と[[NATORI烏賊]]で制作。
当初はロープライス予定だったが結果的にフルプライスになったとのこと。座組的にこちらが好みそうなので詳細発表を待ちたい。
### Check it out!! RANKING BUG!!
毎号おなじみアンケートによるランキング。毎号変わる枠は「好きな映画は?」だったので注目。
感想は「THE OSSAN」のひとこと。
### 声優STATION - [[👤榎本ねむ]]インタビュー
2021年デビュー。出演作はどれもプレイしていなかった。
中学生の時に家庭内で色々あって適応障害みたいになり、高校進学も渋っていたところ「好きなことを学べば学校に行ける」と思いつき、通信制の高校に入学して同時に声優の専門学校に通い始めたという。
[[🎮️『FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜』]]ではサブキャラクターながら、[[👤くすはらゆい]]とふたりでWEBラジオを担当。
月一回で8回の仕事だったが、これを「レギュラー仕事」と表現するのが面白い。ゲーム声優はオンラインゲームでもない限り基本的に一本で仕事が完結してしまうため、毎月定期的に収録があるラジオは助かるようだ。
## [[📗『メガストア』]] 2025年12月号
### [[🎮️『True Colors -memories of the abyss-』]]特集
ディレクターの[[👤東条サダヲ]]への0.5Pインタビュー。
「本作は主人公がカメラ撮影をやっているんです。そのためハメ撮り、あります!」。なかなか力強い言葉だ。
私は意地悪なので、[[2025-09-18 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年10月号を読む#🎮️『ライムライト・レモネードジャム』 特集|10月号の『ライムライト・レモネードジャム』特集]]における「作品テーマの音楽とエッチシーンを結びつけるようなシーン作りは避けた」というインタビューを思い出してしまった。
### [[👤胡桃ふゅ]]のエロゲ業界探検隊 - [[👤広報たま]]インタビュー
[[elf]]から独立した、くらいのイメージだったのでブランド設立の流れの話は嬉しい。
もとは[[elf]]スタッフの中で「新しい環境でゲームづくりをしたいね」という思いがあり、そこに[[👤かずきふみ]]が雑誌編集者から紹介され、そこで見せられた[[🎮️『なないろリンカネーション』]]の企画書が[[シルキーズプラス]]の設立を後押ししたとのこと。
ゲーム制作における[[elf]]との違いとして、原画化やシナリオライターといったクリエイター職を内部に入れていないことを挙げる。
[[elf]]では基本的にひとりの天才クリエイターの企画を元にゲームを作ってきたが、[[シルキーズプラス]]では外部の色々なクリエイターと幅広い作品づくりをする方針。
[[シルキーズプラス]]では([[elf]]時代からの踏襲のようだが)シナリオライターがキャスティングを主に決めている。メーカーやクリエイターによってやり方は異なるだろうが、なんとなく少数派なイメージ。
今は来年3月発売予定の新作[[🎮️『リルカは幾重に夜を彩る』]]の作業中。メインビジュアルから注目していた作品で楽しみだ。
## 関連リンク
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