# 2025-12-11 [[📘『ラーメン一杯いくらが正解なのか』]]を読む ## 感想 >[!info] > ![[📘『ラーメン一杯いくらが正解なのか』#概要]] 私が値上げに敏感となる対象。映画館の鑑賞料金とラーメン。 というわけで「値段」を切り口としたラーメンの本だ。 最近仕事で重めの技術書ばかり読んでいるので真逆の軽い本をと選んだ本書、確かに鶏白湯ラーメンのような軽さがあった。読破2時間、味はそこそこ。 私がこれまでで一番通った、いわゆる「ホーム」といえるラーメン屋は[[ラーメン富士丸 神谷本店]]だ。 一昨年店主が亡くなられてから足が遠のいたが、確かよく通っていた時期の間に「ラーメン 普通」は1000円のラインを跨いだ覚えがある。[[コロナ禍]]の影響も大きかったかもしれない。 そんな1000円前後のラーメンをよく食べていたからこそ、本書の次の記述に小さな驚きがあった。 >[!cite] > 実は、全国平均をとってみると、ラーメンの平均価格はまだ665円(総務省統計局『小売物化統計調査(2024年1月)』より)なのである。高価格帯のラーメンはまだほんの一握りで、全国的に見ればまだまだ安いというのが現状なのだと思う。 > > 引用:[[📘『ラーメン一杯いくらが正解なのか』]]p.13 確かに、都内の有名店ばかり食べていると、全国平均からすれば外れ値のような価格ばかり見ることになるのだろう。 そんな固定観念があることを意識してから本書を読むと、各店の価格戦略がなかなか面白く見えてくる。 正直、書名の「ラーメン一杯いくらが正解なのか」という問題設定はやりすぎな感がある(どう考えてもそんな正解なんて存在しないのだから)が、訪れてみたいラーメン店のストックが増えたのでまあ、良しとしよう。 ## 情報 ![[📘『ラーメン一杯いくらが正解なのか』#目次]] ![[📘『ラーメン一杯いくらが正解なのか』#関連リンク]]