# 2026-01-25 [[🎞️『インコンプリート・チェアーズ』]]を観る ![[レーティング#^r-18]] ![[ネタバレ#^warning]] ## 感想 劇場で鑑賞。 ![Xユーザーのこーしんりょー@SpiSignalさん: 「『インコンプリート・チェアーズ』観た。人体で椅子を作ろうとする男を描くスラッシャー。「なんで椅子?」「椅子業界とは?」とハテナを浮かべながら殺しと解体を眺めていたが、最後になぜ椅子か、の自分なりの答えは得られたから良しとする。」 / X](https://x.com/KO_SHIN_RYO/status/2015370581861142804) >[!info] > ![[🎞️『インコンプリート・チェアーズ』#概要]] ### ゴア映画 ちょうど昨日、拷問殺人映像に魅入られてしまう主人公を描いた[[🎞️『RED ROOMS レッドルームズ』]]を観た直後に、こうしたゴア映画を観るのはどうなんだろうと思いつつ。 「人体で椅子を作る」というコンセプトに惹かれて鑑賞。 ジャンルがジャンルなので予算感の小ささは感じるものの、[[👤一ノ瀬竜]]さん演じる殺人者の**九条**のキャラクターや、肉や骨、内臓、人皮などの「見せたいもの」には手間暇かけて作られており気概を感じる。 だけど観ていくにつれて九条に対する疑念が生じてくる。「こいつは本当に椅子を作りたいと思っているのか?」「そもそも、なぜ椅子なのか?」。こうした疑念は、まるで彼を操っているかのようにも思える謎の女([[👤中野歩]])の存在によってますます深まる。 ### なぜ椅子なのか? それでも個人的には「なぜ椅子なのか?」に一定の答えが得られたと思う。 それは、これが映画だからだ。この映画を観るとき、ほぼすべての観客がまず間違いなく椅子に座っているからだ。 椅子に座って本作を観ている時に九条は言う。「椅子に座るやつを殺す」と。 つまりサイコキラーである九条の標的には観客も含まれているぞ、お前も決して安全圏にはいないんだぞと思わせるための「椅子」なのだ。つまり、物語上の必然性として椅子である理由は特になく、本作のホラー表現にメタ構造を持たせるための椅子なのだ。 そうであれば「椅子」であることに必要性はないのかもしれない。 つまり、シリーズ化が可能な作りといえる。九条が様々な業界を渡り歩いて、業界人を殺してはその遺体で何かを作る。それが映画を観ている我々に身近なものならなお良しだ。 たとえばドリンク業界に殴り込み、様々な内臓を絞った飲み物を作ってみてはどうだろう。映画を観ている最中、手元にあるドリンクに対して嫌な想像が膨らむにちがいない。画的は弱いけどね。 ## 情報 ![[🎞️『インコンプリート・チェアーズ』#予告編]] ![[🎞️『インコンプリート・チェアーズ』#主要スタッフ]] ![[🎞️『インコンプリート・チェアーズ』#関連リンク]]