# 2026-01-08 [[📗『BugBug』]]と[[📗『メガストア』]]の2026年2月号を読む インタビューを中心に気になった記事をメモする。 ## [[📗『BugBug』]]2026年2月号 ### [[🎮️『ディメンション凸ラバース!!』]]特集 今号最大の9Pの特集。企画・シナリオの[[👤逢縁奇演]]氏とディレクター[[👤那桜]]氏への2Pインタビュー。また各原画家によるヒロインのキャラクターデザインの解説付き。 本作で初めて美少女ゲームの企画・シナリオを担当されるライトノベル作家の[[👤逢縁奇演]]さん。私はまったく知らない方だったのだが、かつては[[みなとそふと]]に所属し、[[👤タカヒロ]]氏の弟子として数年ライターをしていたという。 今回[[CRYSTALiA]]との仕事のきっかけはブランド側、つまり[[👤那桜]]さんからメールでコンタクトを取った。これまで作られてきた同人ゲームの作風が好みだったことや[[CRYSTALiA]]の雰囲気にも合うとの判断だったようだ。 ブランドからのオファーは「[[CRYSTALiA]]らしいバトルもの」で、なおかつキャラが可愛ければ良しという、高い自由度で企画を二つ提出したという。そういえば[[2025-10-26 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2025年11月号を読む#🎮️『CRACK≡TRICK!』 特集|11月号の『CRACK≡TRICK!』 特集]]でも企画から加わったライターがまずは企画を二つ提出したと語っていたが、とりあえず二つ企画を出して検討するというスキームなのだろうか。 基本的には怪獣と呼ばれる異形と闘うバトルものだが、ブランドのカラーとして「人間同士の模擬戦」もできるように設定を調整したという。[[👤那桜]]さんは「キャラクター同士の強さも分かりますし」と言っており、ブランドの方向性が伺える発言。 シナリオは1年半かけて作り、昨年10月に完成。その間もブランド側は素材づくりをし、すぐにティザーを公開というスピード感。いったい、[[CRYSTALiA]]は何本並行して企画を走らせているんだ。 ### [[🎮️『リルカは幾重に夜を彩る』]]特集 6Pの特集。原画の[[👤Go-1]]氏へのミニインタビュー付き。 企画を最初に読んだ時、率直に難しそうな企画だと思ったという。それはそう。 ### [[Lump of Sugar]]20周年記念インタビュー 代表・広報担当の[[👤かわうそP]]氏への4Pインタビュー。 体裁としてはブランド創立20周年記念のロングインタビューだが、話題の中心は最新作[[🎮️『タユタマ零』]]。 実は私は[[🎮️『タユタマ -kiss on my Deity-』]]から続くシリーズどころか[[Lump of Sugar]]の童貞なため、文脈が分からず。 前回の10周年でナンバリング続編の2を、そして20周年で3を……と思わせての前日譚という流れ。以前から前日譚についてビジュアルファンブックなどで匂わせていたというのでなるほどファンにとってはアガる仕掛けかもと。 攻略ヒロインが一人なためミドルプライスでのリリースだが、こだわっていくうちに収録ボイス数や演出素材数はフルプライス並み、特に演出素材はそれ以上の物量だという。値段設定についてはミスったと正直に述べている。 ### 声優STATION - [[👤乙倉ゅい|乙倉由依]]インタビュー 2022年デビュー。私が手薄な時期なので、積みゲーはそこそこあるも、出演作はプレイ経験無し。 元々はアイドルにありたかったが、[[モーニング娘。]]を見て無理だと。そこで二次元、三次元関係なく可愛い女の子の画像をネットで漁っていたところ、美少女ゲームと出会う。 声優養成所に入ったけれど上手くいかず普通の仕事に就職。仕事を転々とし、歯医者の受付をやっていた時に[[コロナ禍]]が来て、経営難で首を切られる。そのタイミングで改めて声優に挑戦。波乱万丈系の出自だ。 [[コロナ禍]]の時期は音声作品が盛り上がっており、声優養成所時代に[[Whisp]]の音声作品に現在とは別の名義で出演していたこともあってその経験を他サークルにアピール、少しずつ仕事が入るようになったという。 こうして音声作品・同人作品に出演するうちに、改めて「美少女ゲームに出演したい」と思うようになり、一念発起して事務所に所属する。 水音は得意という自負があったが、[[マリン]]の[[🎮️『家族は(俺以外)サキュバスでした ~二人の姉と母との性活で精液を搾り取られます~』]]が大変だったという。 インタビュアーもその話を受けて、確かこのディレクターはフェラ音にこだわりがある人だと指摘しており、そういう共有認知が業界内であるのかとちょっと面白かった。 他に難しかったキャラクターとして[[🎮️『いつまでもママといっしょ! ~誘惑ママのおっぱいに甘えていっぱい射精したい!~』]]の実咲を挙げる。初のママキャラで「これで大丈夫ですかね?」とお伺いを立てながらの収録。ここの語りが面白いので引用: >[!cite] > ママみを出そうと頑張るとおばさんくさいしゃべり方になっちゃうんですよ。実咲ママは快活で元気なママだったので、元気さを意識すると「大阪のおばちゃん」みたいになっちゃうし。だからといって甘々に寄せると面倒見のいい同級生みたいになっちゃうし。ママみも欲しいけれど、息子を男としてみているからキュンとした感じも欲しいしで…。「詰め込み過ぎじゃない?」って思っちゃいました(笑)。 > > 引用:[[📗『BugBug』]]2026年2月号 p.78 ## [[📗『メガストア』]] 2026年2月号 ### [[🎮️『諦観のイヴ・べセル』]]特集 巻頭6Pの特集。企画・シナリオの[[👤細川陽気]]氏、原画・着彩の[[👤hans.B]]氏の2Pインタビュー。 追加で販促チラシの裏表をそのまま見開きページにしたものが付いている。今までこんな構成あったかしら。 インタビューは、なんというか、非常に作り手の真面目さが伝わってくる内容。超ボリュームの本作で商業デビューしようと決意するに至るまでの話など、とにかく語りが真面目。 その真面目さのまま、世界観がガッチリした本作の話を固有名詞を盛々でするものだから目が滑ってなかなか読むのに苦労した。フルプライスの大作でデビューを飾る新規ブランドということで応援はしたいが……。 ### [[🎮️『鉄と裸Ⅲ -東方動乱 女神失墜-』]]特集 6Pの特集。代表取締役[[👤チャック雅]]氏の2Pインタビュー。 [[つるみく]]はハード路線のブランドのイメージがあるものの、作り手サイドではちゃんと匙加減を考えているという。 ユーザーからは「もっとハードに」との意見もあるが、これ以上いくとリョナになってしまうということで、ブランドの方向性をブラさないよう心がけていると述べる。 ### [[👤胡桃ふゅ]]のエロゲ業界探検隊 - [[👤ルネマン]]、[[👤亮精類]]インタビュー [[2025-12-26 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2026年1月号を読む#👤胡桃ふゅ のエロゲ業界探検隊 - 👤ルネマン 、 👤亮精類 インタビュー|前号]]から引き続き[[ルネソフト]]のお二人へのインタビュー。 2019年にサービスインしたオンラインゲーム[[🎮️『悪の女幹部 ペリジーニュームーン』]]は、2年目からは運営を他社に依頼。社内でパッケージゲームの開発とオンラインゲームの運営を両立させるのはやはり大変だったという。 アニメ制作・販売を行う[[ルネピクチャーズ]]を抱えているが、アニメ化を前提にゲームを作ることはなく、基本的に発売後に人気になったキャラのルートをアニメ化するスキームで自社作品のアニメ化をしているようだ。OVAとゲームでは尺感などの違いもあり難しいと。 アニメ化で原作ゲームの売上が如実に伸びた、というケースはないようだが、レンタルにも卸していることもあってアニメから会社を知ったというユーザーは多いという。認知されるためにはエロゲー以外にも露出の幅を増やすのは大事そうだ。 上述の[[#🎮️『鉄と裸Ⅲ -東方動乱 女神失墜-』 特集]]と似たような話題で、[[ルネ]]でもリョナや「ひぎぃ」系は避ける傾向にあると語られる。スタッフが肉体的に痛めつけるシチュエーションが好みじゃないからと。一方で、羞恥系で心を痛めつけるのはいいと。 以前はバズっている要素をどう組み込んで新作を作るかを考えていたが、近年はバズ期間が短すぎてゲームが出ることには風化しているのが難しい。だから自分たちの性癖でゲームを作ろうという方向性にシフトしているのだとか。 [[👤胡桃ふゅ]]さんプロデュースで、[[🎮️『それでも妻を愛してる』]]の流れで『それでもふゅを愛してる』の提案も。はたして実現するのだろうか。