# 2026-03-30 [[🎮️『ドンキーコング バナンザ』]]をプレイ ![[ネタバレ#^warning]] ## 感想 ### 攻略完了 昨年12月に[[Nintendo Switch 2]]を手に入れて、発売当初からずっとプレイしたいと言っておきながらなぜか[[🎮️『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』]]をやり直したりして後回しにしてしまった本作。 結局1月にプレイを開始し始めたのは良いものの、一日に数時間プレイしては数日空けて、また一日プレイしては空けて……みたいなプレイスタイルでズルズルと時間をかけてしまった。 先日[[🎮️『Slay the Spire 2』]]に一区切りをつけたので、3月中にこちらもエンディングまでは終えておこうと集中して進める。 そして迎えたクライマックスでびっくらこいて、こればかりは止めるタイミングがなくなってしまった。これについてはこのノートの最後に直接的なネタバレは避けつつ語ろうと思う。 ### 壊した先にはきっと何かがある 基本的なゲームサイクルは同じチームが制作した[[🎮️『スーパーマリオ オデッセイ』]]を踏襲。 そこそこの広さの箱庭ステージをさまざまなアクションを駆使して駆け巡り、さまざまな収集ミッションをクリアしながら次のステージへと進めていく形式だ。 **マリオ**といえばジャンプアクションだが、**ドンキーコング**なら何ができるか。 それこそが本作のアクションゲームとしての最大の特徴だ。 なんといっても目玉となるギミックは==目に見えるほとんどすべてのオブジェクトに破壊できること==である。 >[!cite] > ![[貯水湖の階層.webp]] > 引用:[[🎮️『ドンキーコング バナンザ』]] > > あからさまに[[🎮️『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』]]をオマージュしたステージビジュアルと演出だが、最大の違いは目に見えるこの地形すべてをぶっ壊せることだ。 [[『スマッシュブラザーズ』シリーズ]]などで任天堂のパワーキャラの地位を固めたドンキーコングを主役にして、3Dマリオ的な箱庭ステージを舞台に文字通りすべてぶっ壊す。 敵はもちろんのこと、小物も、壁も、地面すらも拳で粉砕。腕っぷしは戦闘だけでなく、目的地への新たなルートを探るためにも、そしてお宝を掘り当てるためにも使える武器なのだ。 プレイしながら想起したタイトルはやはり[[🎮️『Minecraft』]]で、すべてが破壊可能というコンセプトをより現代的ビジュアルで体現したのが[[🎮️『ドンキーコング バナンザ』]]と言えるだろう。 そして[[🎮️『Minecraft』]]をプレイしたことがあれば分かることだが、破壊と探索はセットなのだ。壊した先にはきっと何かがある。そんな期待感がプレイヤーに壁や地面を破壊させるインセンティブとなる。 つまり、開けてみるまでは何が入っているか分からないルートボックス(ガチャ)が、大地が続く限りあらゆるところに埋めこまれているのだ。 今作メインの収集物である**バナモンド**なら大当たり。 コスチュームと交換できる**化石**は当たり。 あとはバナモンドと交換できる**バナチップ**も当たりだろう。 様々な使い道がある**ゴールド**や、バナモンドや化石の在り処をマップに記してくれる**宝の地図**なんかは相対的にハズレと言えるがもちろん有用だ。 そして時には壁の中に隠された横道や、地下に隠された空間などを掘り当てることもある。 周到に構築された箱庭ステージを思う存分ぶち壊す爽快感と、それによって無尽蔵に散りばめられたお宝を探し当てる体験。 それは本作ならでは、かつ[[Nintendo Switch 2]]へのスペックアップを必要とした新しい遊びだった。 ### すべてを塗り替える怒涛のクライマックス 以下、終盤の展開に間接的にだが触れる。 プレイ予定の方は読まないことをお勧めする。 本作は終盤、はっきりと雰囲気が変わる。それはそれはガラリと変わる。 ドンキーコングというマリオと並んで歴史あるIP、その久々の完全新作、それも満を持しての任天堂開発による本作は、クライマックスでドンキーコングシリーズの歴史そのものをプレイヤーにぶつけてくる。 それは==怒涛のセルフオマージュ==だ。目に見えるオブジェクトが、流れる音楽が、そしてゲームならではの演出が、はっきりと(それなりにドンキーコングシリーズをプレイしてきた)プレイヤーの記憶をこれでもかと刺激してくる。 >[!cite] > ![[ディディーとディクシー.webp]] > 引用:[[🎮️『ドンキーコング バナンザ』]] > > もちろん道中にも様々なファンサービスが目白押しだが、明確に雰囲気が変わる瞬間が終盤に用意されている。 そりゃあ私なんかは感涙ものだ。それこそ、これまでプレイしてきた本作の記憶がすべて塗り替えてしまうような衝撃的な出来事がゲームの中で続々と展開されて頭がクラクラしたままエンドロールまで走り抜けることになった。 たぶん、これ以上にシリーズファンのテンションをぶち上がらせるアイデアは考え得ないだろう。そう覚信するくらい私にとってはスゴイ体験だった。 と同時に、それで良いのだろうか? という気持ちも冷静になった頃に去来してきた。 そりゃあ、おじさんにとっては至れり尽くせりの接待祭で頭が焼け切れるくらい楽しい。楽しいのだが、じゃあ10年後のドンキーコング最新作で本作からセルフオマージュされるような要素が何かあっただろうか、と。 何せ記憶が塗り替えられてしまったので、今後オマージュされ得るようなインパクトのある要素があったのか定かでなくなったのだ。 特に、新キャラクターである**ヴォイドカンパニー**の面々は割りを食った感がある。とりわけ**ヴォイド**の扱いはかなり残念だ。今後のシリーズ展開でキャラクターとして存在感が強まっていくことを切に願うばかりである。 IPを続けていくということは難しい。久々の新作で最大出力を得るためにこれまでの歴史を燃料にしたことで爆進したことは確かだが、今後も走り続けるだけのリソースが残っているか、また新たなリソースが得られたか。 もちろん、本作にはアクションゲームとしての新しい発明が多々あり、それが後のシリーズの方向性に多大な影響を及ぼすだろう。しかしキャラクターという観点では少し不安を覚えたのも確かである。杞憂となればよいが、そう感じたことはここに残しておこう。 ## 情報 ![[🎮️『ドンキーコング バナンザ』#ドンキーコング バナンザ 紹介映像]] ![[🎮️『ドンキーコング バナンザ』#関連リンク]]