# 2026-06-21 [[📗『BugBug』]]と[[📗『メガストア』]]の2026年7月号を読む インタビューを中心に気になった記事をメモする。 ## [[📗『BugBug』]]2026年7月号 ### [[🎮️『戦国†恋姫BRAVE弐 ~戦乱の九州、島津編~』]]特集 今号最大の10Pの特集。ディレクターの[[👤とーかい林檎]]氏の1Pインタビュー。[[2026-05-09 📗『BugBug』と📗『メガストア』の2026年6月号を読む#🎮️『戦国†恋姫BRAVE弐 ~戦乱の九州、島津編~』 スタッフ直撃インタビュー|前号]]ですでに4Pのロングインタビューを行っているため、今回ではより細かい部分を訊いている。 「BRAVE」シリーズとして、最低限プレイしておいたほうが良いタイトルとして[[🎮️『戦国†恋姫X ~乙女絢爛☆戦国絵巻~』]]を挙げる。ひとまずこれをプレイしておけば物語の大筋や各ヒロインの個性を存分に味わえると。本作を起点に以降の外伝シリーズもプレイしやすくなるという。 それでも追いかけるのが難しい、というならばソーシャルゲームの[[🎮️『戦国†恋姫オンラインX ~奥宴新史~』]]のチュートリアルで「X」の物語をかいつまんで味わえるので、手っ取り早く行くならこちらから。 長いシリーズ作品は定期的にこういう新規への導入を示す必要があるなあと思いつつ。 続く「BRAVE参」も来年8月くらいの発売予定で開発が進んでいる。 ### [[🎮️『ネモフィリア-We pass each other-』]]スタッフ直撃インタビュー 企画・シナリオの[[👤満腹亭白米]]氏への4Pインタビュー。 [[👤満腹亭白米]]さんが[[CIRCUS]]に企画を提出するも、題材的にそのまま[[CIRCUS]]でリリースするとユーザーも混乱するということと、今作だけに終わらず以降の企画もあったため新しいブランドを立ち上げたという。 [[CLOWN]]というブランド名は、悲しみ属性の道化師のイメージ。[[CIRCUS]](サーカス)の中にピエロがいるのは自然だよなとこの名称になったという。個人的には、それにプラスしてブランドの頭文字が統一されているのも気が利いていて、良い名称だと思った。 これまでシナリオライターとして関わってきた作品群、それこそ[[🎮️『D.C. ~ダ・カーポ~』]]関連タイトルなどとは雰囲気が異なるが、ライターとして作りたい作品があり、本作はその実現であると。企画・ディレクションも担当しているのでより自分がやりたいことを押し出したという。 本作は三部作予定。社内の開発ラインとの兼ね合いから、はじめからフルプライス作品は難しいということで、最初の企画から要素を削ぎ落としてロープライス一本の企画としてまとめ直した。ところが続く企画会議で「これなら三部作で出したほうが魅力が伝わるのではないか」という話になり、削ぎ落とした分も盛り込めるなと。 今作が今年7月31日発売予定。以降は断言できないが、第2弾が2026年冬、第3弾は2027年春くらいと。 ブランドとして、本シリーズ以降の構想も。そちらもサスペンス系を考えているが、大きな方向性で言えば「[[CIRCUS]]では出せない作品を作る」と回答。 ### 声優STATION - [[👤逢真井もこ]]インタビュー デビュー10年目。2018年から4年の空白期間があるも2022年に復帰して以降年々出演作を増やしている。 キャリア初期はモブキャラやサブキャラをいくつか経て、初のメインヒロイン出演は[[🎮️『処女はお嬢様に恋してる 3つのきら星』]]。 しかし収録順は色々前後しており、そちらだと[[🎮️『ぱらだいすお~しゃん』]]。こちらはテープオーディションの後にスタジオオーディションがあるという少々特殊な経緯で採用されたようだ。 2019年頃に出演作が途絶える。気にかけてくれていた制作さんから「誰か会いたい人はいますか?」と尋ねられ、そこで[[👤歩サラ]]さんと久々に会う。声優を辞めようと思っていることを相談したところ「もうちょっと頑張ってみたら?」という言葉をいただき励まされたという。そうして2022年に復帰。 ## [[📗『メガストア』]] 2026年7月号 ### [[🎮️『モザイクの天使』]]特集 巻頭6Pの特集。ディレクター・シナリオライターの[[👤白矢たつき]]氏の2Pインタビュー。 前作[[🎮️『パパ活あやちゃんと種付おじさん』]]から6年ぶりの新作。 その間には株式会社ビジュアルアーツの組織再編があり、アダルトゲーム事業がイープロダクト株式会社に移管。[[Frill]]、[[tone work's]]で活動していたスタッフもビジュアルアーツとイープロダクトに分離して所属することに。 長い期間リリースしていなかったにもかかわらずユーザーから温かい意見や感想をいただけて、自身も美少女ゲーム制作に対する熱意は冷めていなかったので、ここで再起動しようという運びになったという。 企画自体は内部では2023年夏頃に起動し、外注スタッフなどにも声がけして制作体制を整え、本格的に動き出したのは2024年の夏頃。最初想定したコンパクトな企画から、次々にアイデアが生まれ、だいぶボリューミーな企画になったという。 JK(※登場人物は全員18歳以上)とAV撮影というコンセプトは、一時期の成人年齢引き下げによりJKのAV女優が誕生するのでは、という話題がきっかけとしてあるという。題材としてもいかにも[[Frill]]らしい。AVあるある的な小ネタも仕込んであるとか。 男性のサブキャラも多数登場するが、竿役になるなどの展開はない。企画時には商業AVにしようかとも考えたが、商業AVの場合はどうしても主人公以外の男優とのカラミなども出てきて本作の意図した主旨から外れるということで、同人AVにしたという経緯があるとか。 「[[Frill]]としては20作目、新生[[Frill]]としては一作目の作品です」と。個人的にファンのブランドなので、今後についても含みをもたせた言い方をしてくれたのは嬉しかった。 ### [[🎮️『ぼっちな魔王と俺の塔』]]特集 6Pの特集。プロデューサーの[[👤まついさん]]氏の1Pインタビュー。 これまでのシリーズとの関連性や、ゲームシステムについての細かな話を伺っている。 ### [[👤胡桃ふゅ]]のエロゲ業界探検隊 - [[👤日陰影次]]インタビュー ネクストン系列の各ブランドで原画家として活躍する[[👤日陰影次]]氏のインタビュー。 デビューは[[🎮️『ONE2 ~永遠の約束~』]]。エロゲー雑誌にオーディションの募集が掲載され、友達経由でそれを知って応募し、採用されたという経緯。 エロゲーは遊んでいたがエロメインで、[[🎮️『ONE 〜輝く季節へ〜』]]もプレイしていなかったという。面接では唯一「背景できる?」と訊かれたことを記憶しており、実際に入社したら初日から「CGできる?」と言われて「あれ? 背景でもないんだ?」と。 当初は本作で原画家デビューする予定ではなかったという。メイン原画家の[[👤片桐雛太]]さんが頭身の高いキャラを描くのが得意ではなくて、それでオーディションで等身の高いキャラクターを提出していた自分に声がかかったと。まだペンネームも決めていなくて慌てて決めたという。 そのまま[[🎮️『ONE2 ~永遠の約束~』]]絡みの話が続くが赤裸々でかなり面白い。そもそも入社のきっかけとなった原画家オーディションは社長が独断で決めた企画で社員はみんな反対だったそう。[[🎮️『ONE 〜輝く季節へ〜』]]が大ヒットになった上に、その制作スタッフが抜けて[[Key]]で新作を当てているわけで、みんなその続編タイトルには関わりたくなかった様子だったという。 なんとかスタッフが固まって製作が進み出したが、当時はマスターアップが近づいてくると社長がやってきて「これが出なかったら会社は潰れるからな」と言ってきたという。何とか頑張って[[🎮️『ONE2 ~永遠の約束~』]]を出すことができて、それまで泥船状態だった会社がとりあえずすぐに沈没しないようになった。そこから次にどうするかを考えたときにできたのが[[Liquid]]や[[SCORE]]といったブランド。 [[👤日陰影次]]さんの原画家論やエロゲー論が垣間見える箇所を引用。 >[!cite] > それでも[[🎮️『ONE2 ~永遠の約束~』|『ONE 2』]]以前に手伝わせていただいたゲームを含めていくつもの作品に関わらせていただく中で、自分の中で”売れたらスタッフみんなのおかげ、売れなかったら原画家の責任“と思うようになりました。原画家の仕事というのはゲームの看板を作ることなんですね。その絵を見て買うか買わないかを最初に決める。だから売れないというのは原画家の責任になるんです。でもゲームの評価が高くなって、口コミでリピートがかかるのは、内容がいいから。つまりシナリオライターやグラフィッカー、声優さんなど、ゲームに関わったスタッフみんなの功績なんです。原画家の1番の仕事は、お客さんに興味を持ってもらえる絵を描くこと。自分たちはたまたま看板を描かせてもらっているだけだということは忘れないようにと思っています。 > > 引用:[[📗『メガストア』]] 2026年7月号 p.47 [[Liquid]]での代表作として、知名度としてはやはり[[🎮️『黒獣 気高き聖女は白濁に染まる』]]を挙げる。サブタイトルの「気高き聖女は白濁に染まる」は[[👤日陰影次]]さんが付けられたという。 他には単独原画のフルプライス作品である[[🎮️『凌辱ファミレス調教メニュー』]]と、「==シナリオの日本語がおかしい==けど、エロくて大好きな作品」として[[🎮️『聖奴隷学園』]]を挙げる。 [[🎮️『聖奴隷学園』]]のテキストについてはユーザー間でも語り草となっているが、スタッフ自らそのことをネタにしているのは笑った。あの変さ込みで間違いなく傑作である。 [[Liquid]]で仕事をし始めた頃に背景担当と話したこととして、エロシーンは画面をできるだけ人体で埋めたほうが収まりがよいと。壁と天井の接点は隠すほうがパースに気を取られずに済み、背景も少ないほうが人体に注目しやすい。 ただしこれはアスペクト比4:3の頃の方法論で、16:9だと背景を見せることありきで構図などを考えなくちゃいけないという。 個人的に、エロゲーのアスペクト比による方法論の違いは興味が強いところなので興味深く読んだ。