# 2026-07-03 [[🎞️『口に関するアンケート』]]を観る ## 感想 劇場で鑑賞。 ![Xユーザーのこーしんりょー@SpiSignalさん: 「『口に関するアンケート』観た。原作未読。これは、よくないアンケートの例だ。なぜなら、よくできた物語を見させられた直後にアンケートに応えろと言われたら、回答結果はその物語に引っ張られてしまうことは必然だからだ。ああ、アンケートってある種の「お土産」になるんだなと発見。」 / X](https://x.com/KO_SHIN_RYO/status/2073016030482588115) >[!info] > ![[🎞️『口に関するアンケート』#概要]] ### 肝試し映画 今年は[[👤清水崇]]イヤーだ。本作を皮切りに、今月24日に[[🎞️『だぁれかさんとアソぼ?』]]、そして9月18日には[[🎞️『八つ墓村』(2026年)]]が控える。 ようし、せっかくだから全作観ちゃうぞというノリで初日に鑑賞したのだが、さすがは若者向けホラーと言うべきか、初日夜の映画館ガチャは失敗。 5席ほど隣の同列の男性二人組がずっとくっちゃべっていてイライラ。でもエンドロールの終わりとともに「むっちゃ面白かった…」と漏らす若い男性客の声が後ろから聞こえてきて、少し救われた思いがした。 そんな鑑賞体験をした本作は肝試し映画だ。 肝試し映画とは、頭の悪い若者たちが肝試しと称して曰く付きの場所へと赴き、当たり前のように怖い目に合うという映画である。ところで、肝試しが頭の悪い若者たちの娯楽であるならば、肝試し映画を観に来ている私はいったいなんなのだろう、といった疑問は無視することとして。 肝試しの舞台は、ある墓地にある**呪いの木**と呼ばれるスポットだ。太い枝が四方八方に<ruby>蜿蜒<rt>えんえん</rt></ruby>と伸びる不気味なシルエットがいかにもそれらしい。 >[!cite] > ![[呪いの木.webp]] > 引用:[映画『口に関するアンケート』本予告](https://www.youtube.com/watch?v=pe0VNpQOrLc) > > 「蜿蜒」という字面が好きなので隙あらば使っている。 本作の特徴として挙げられるのが、肝試しをした若者たちの事後の音声を刑事([[👤中村獅童]])が聞くことで進行する、という作劇だ。この語りの順番が巧みで、ミステリ的なツイストが効いた展開をみせる。 ホラー作品といってもド直球にオバケが出てきてあゝ怖い、というものは少数派であり、本作のようなミステリならではのゾクゾク感に幽霊だったり殺人鬼だったり怪異だったりを載せて差し出されるものが多い。 思うに、恐怖の一形態に「わからない」があり、だからこそ「謎=わからない」を解き明かすミステリの作劇手法を借りることで「わからない」を作り出しているのだと私は考えている。その系統として、本作はよくできている方だといえる。 それに加えて本作は「**口に関するアンケート**」というタイトルが引っ張る。目の前で展開される肝試し映画が、いったいどうして「口に関するアンケート」というタイトルに繋がっていくのか(あるいは繋がっていかないのか)。その好奇心で十分に90分というタイトな尺を保たせていたと思う。 なんらかのアンケート調査を受けたとして、その中に意味がうまくのみこめない項目があってどこかモヤモヤする、そんなタイプの恐怖感を味わえた。 ひとつだけネタバレ……といっても作品外の話であるが。 上映後にQRコードが表示され、作品アンケートに答えると抽選でAmazonギフト券が貰えるキャンペーンをしていた。こんな題材の映画だし、絶対に何か仕込みがあるだろうと思ってアンケートに答えていったが、終始マジメな作品アンケートで拍子抜けしたのであった。 ## 情報 ![[🎞️『口に関するアンケート』#予告編]] ![[🎞️『口に関するアンケート』#主要スタッフ]] ![[🎞️『口に関するアンケート』#関連リンク]]