# 2026-07-19 [[🎞️『新凱旋門物語』]]を観る
![[ネタバレ#^warning]]
## 感想
劇場で鑑賞。

>[!info]
> ![[🎞️『新凱旋門物語』#概要]]
### 主演の豪華な顔ぶれ
あまり大きな声では言えないが、[[📍グランダルシュ|📍新凱旋門]]という建築物の存在すら知らなかったのである。そんな私でも主演俳優三人の豪華さに惹かれて劇場で鑑賞。
- [[🎞️『ザ・スクエア 思いやりの聖域』]]の[[👤クレス・バング]]が主人公の建築家[[👤ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン]]を演じる。
- [[🎞️『落下の解剖学』]]の[[👤スワン・アルロー]]が現場指揮を統括する建築家[[👤ポール・アンドリュー]]を演じる。
- 監督としても活躍する[[👤グザヴィエ・ドラン]]がスプレッケルセンと政府との間で板挟みになる官僚**シュビロン**を演じる。
[[フランス革命]]の200周年を記念するモニュメント建設の公募に選ばれた無名のデンマーク人建設家スプレッケルセンだったが、彼の完璧主義により関係者が右往左往される物語である。
なるほど国家事業プロジェクトという大仕事を舞台に、政府や建築家がそれぞれの思惑や思想を打ち出し、それに翻弄される現場という構図はお仕事映画としてスリリングだった。
七転八倒ありながらも、現在、実際にその建築物はあるのだから、[[📍グランダルシュ|📍新凱旋門]]が完成に至るまでを描くのだろうなと思っていたら……。
### 数年がかりのプロジェクトの難しさ
これは史実なのでネタバレではないという体裁で話すが、86年にフランス議会総選挙で社会党が大敗を喫したことでプロジェクトの根幹が揺らぐことになる。
予算が下りなくなり、ミッテラン大統領の理想と、それを実現させようとするスプレッケルセンの完璧主義が実現不可能な事態になるのだ。
基盤からガラガラと崩れ落ちるプロジェクトの末路は何とも言い難いものだった。長期的なプロジェクトが番狂わせなイベントによって崩壊する経験は規模の大小はあれ働いていれば経験するものだ。
元はプロジェクトの内側に問題を抱えていたはずが、気づけば外側から崩されてしまう様に切なさを覚えてしまったのであった。
## 情報
![[🎞️『新凱旋門物語』#予告編]]
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