# 2026-09-03 [[🎞️『ラスト・サバイバー』]]を観る ## 感想 劇場で鑑賞。 ![Xユーザーのこーしんりょー@SpiSignalさん: 「『ラスト・サバイバー』観た。たとえ緩やかな終わりだとしても人類史は最後まで戦いの歴史に終わるかもしれない。その中でどれだけ善性を維持したまま生きていくかを問いかけてくる。静かで牧歌的なポスト・アポカリプスの風景にたまに放り込まれるバイオレンスに痺れた。」 / X](https://x.com/KO_SHIN_RYO/status/2095515769027387457) >[!info] > ![[🎞️『ラスト・サバイバー』#概要]] ### 終わりゆく世界と物語 [[ポスト・アポカリプス]]ものである。 疫病により人類の大半が死滅した後の2035年の世界が舞台だ。2026年現在だとどうしても[[コロナ禍]]を強く想起させられる設定で、言うなれば[[COVID-19|新型コロナウイルス感染症]]がより人類にとって致命的だったなら、というイフを描いていると観ることができる。 主人公**ヒッグ**([[👤ジェイコブ・エロルディ]])は整備士。愛犬**ジャスパー**を隣に乗せてセスナ機を飛ばし、荒廃した街に降り立つと廃墟から物資を漁りはじめる。 ゾンビ物ではないため人の姿形をしたものはほとんど見られない。そんな環境下でもソーラーパネルが生きているためかビルの大型ビジョンには広告映像が映し出されていたりして、ところどころ目新しく感じるディテールもあった。 ヒッグや、彼とパートナーを組んで広い敷地に武器を蓄えている元軍人の**バングリー**([[👤ジョシュ・ブローリン]])は、この終わりゆく世界で孤独に理性を保っている存在だ。 一方で、群れた人々はそれぞれに宗教や信仰の臭いがする。殺すか殺されるかの世界でそれなりの規模の集団生活を営むためには「物語」が必要だからだろう。例えば[[🎞『マッドマックス 怒りのデス・ロード』]]のウォーボーイズを感じさせる集団や、アメリカ先住民を思わせる集団だ。ここでは伏せるがもうひとつ登場するある集落もまた、何らかの「物語」を背負っているように感じた。 しかし、当たり前の話だが人は孤独に生き続けることはできない、という物語が本作では語られる。原題である「The Dog Stars」が指し示すものが明かされた時、ヒッグもまた物語により生かされていたことを知り、そのことに静かに感動したのであった。 ## 情報 ![[🎞️『ラスト・サバイバー』#予告編]] ![[🎞️『ラスト・サバイバー』#主要スタッフ]] ![[🎞️『ラスト・サバイバー』#関連リンク]]