# 2026-09-13 [[🎮️『メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』]]をプレイ
![[ネタバレ#^danger]]
## 感想
### はじめての移植
先日[[『メタルギア』シリーズ]]のマスターコレクション第二弾が発売され、そこには[[PlayStation 3]]で発売されて以来はじめて移植された[[🎮️『メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』|MGS4]]が収録されていた。
当時私は[[PlayStation 3|PS3]]を所有しておらず、友人の家にお世話になって最後までプレイしたことを思い出す。プレイしたことのあるシリーズで唯一、一周だけしかプレイしたことのない[[『メタルギア』シリーズ]]だ。
さすがに十数年も前にプレイしたゲームなので細かな部分はかなり憶えていなかった。[[👤伊藤計劃]]による[[📘『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』|ノベライズ]]版を読んだもの10年以上前である。だから新鮮な気持ちでプレイできた。
最初にネガティブなことだけ片付けておこう。バグについてだ。
[[Nintendo Switch 2]]でプレイしたのだが、終盤、画面が二分割されるシーンで画面が乱れ、ストーリーの把握が著しく阻害される場面があった。具体的には、片方の画面がさらに分割されてしまい何が起きているのかすら分からない画面になっていた。
>[!cite]
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> どれくらいの頻度で発生するかは不明だが[[𝕏]]でも同様のバグ報告がある。早急に修正して欲しい。
また、ロード中のフリーズが一回発生した。オートセーブはあるが現代のゲームのような頻度ではなくチャプターの区切りでセーブされるため結構巻き戻された。ブチギレである。
### 物語の畳み方
プレイしながら、特に終盤、[[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』]]のことを考えていた。以下、[[📺️『魔法少女まどか☆マギカ』|『まどか☆マギカ』]]のネタバレも含めて語る。
>[!check]
> 退屈だが好きな映画だ。そして、「物語の畳み方」について考えさせられた映画でもある。
>
> - [[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』]]
[[📺️『魔法少女まどか☆マギカ』]]のテレビシリーズはこれ以上なく綺麗に物語を畳んでいた。インキュベーターが宇宙の存続のために敷いた魔法少女というシステムに対し、まどかは円環の理という新たなシステムそのものになることで、すべての魔法少女を救ってみせた。
しかし、ある登場人物の想いという一点をふくらませることで[[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』]]という続編が展開された。
個人的には[[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』|『叛逆の物語』]]は、円環の理というシステムを更に上書きするシステムを構築することで、これはこれでひとつの「終わった感」を演出することができたものと認識していた。だから、さらなる続編となる[[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』|〈ワルプルギスの廻天〉]]で何をするのか、そしてどう物語を畳むのか、前々から不安だった。
結果としては中途半端なもので、[[🎞️『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』|『叛逆の物語』]]からまた延命された物語は少なくとも「終わった感」に欠けていた。ドル箱となったIPは[[資本主義]]の摂理によって終わらせることができず、登場人物のドラマは縮小再生産されていく――そんな映画だったと私は観た。
そして[[『メタルギア』シリーズ]]である。
[[🎮️『メタルギア ソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』]]では「愛国者達」という「敵」の存在が仄めかされるが、それはすでにアメリカ社会に遍在するシステムであることが明かされ、「倒すことのできない敵」として再設定される。
この「倒すことのできない敵」というのは[[📺️『魔法少女まどか☆マギカ』|『まどか☆マギカ』]]との共通点だ。インキュベーターも作中の描写から倒すことが可能な存在のようには見えない。また、仮にインキュベーターを倒せたとしても宇宙の熱的死は止まらないように、「愛国者達」を倒すことはアメリカそのものを滅ぼすことに等しい。
だからこの物語はその先を作ることができなくなってしまった。その先を語るためには[[ウルトラC]]が必要となったのだ。
そこで、奇跡も魔法もない[[『メタルギア』シリーズ]]が採った妙手は、[[🎮️『メタルギア ソリッド3 スネークイーター』]]で前日譚を展開し、そこで後付け的に「愛国者達」が倒せる対象となるよう土壌を整えたことだ。
そして[[🎮️『メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』]]へとつながる。それまでのシリーズで生存している主要登場人物を結集させ、それぞれの因縁すべてに、それも執拗に、けりをつけてみせた。
4章でのシャドーモセス島再訪、メタルギアREX対メタルギアRAY、そして5章ではシリーズ恒例最後の一騎打ちでのリキッド・オセロット戦での演出。
大量の、かつ再利用不能なファンサービスの連打が「終わり」を強く印象づける。
そんな本編終了後のエピローグからの畳み掛けは凄まじいもので、メリルとキャンベル、雷電とローズ、そしてスネークとビッグ・ボス、さらにはビッグ・ボスとザ・ボスに至るまで、すべての物語の幕を下ろしてみせる。
なるほど確かに、少なくともソリッド・スネークの物語はこれでもって「終わった」以外の解釈不能なところまで到達する。
ここまで混沌を極めながら広がった大風呂敷も珍しいのに、さらにそれをここまで綺麗に畳んでみせたというのも珍しい。
そのために単体のアクションゲームとしてはなかなか歪な構成になっていることは認めざるをえないが、それを加味しても凄い完結編だと改めて思った。
ここからは前はできなかった周回プレイとやり込みをしようと思う。称号コンプまではやる気はないが、特殊アイテム獲得まではプレイしようかな。
それから、[[PlayStation Portable]]を所持していなかったためプレイできなかった[[🎮️『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』]]へと進もうと思う。
## 情報
![[🎮️『メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』#主要スタッフ]]
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