# 2026-10-03 [[🎞️『ハート・オブ・ビースト』]]を観る
## 感想
劇場で鑑賞。

>[!info]
> ![[🎞️『ハート・オブ・ビースト』#概要]]
### ありがとう、ジェイソン・ステイサム
まずはこの映画とまったく関係のない[[👤ジェイソン・ステイサム]]に感謝である。
[[👤デヴィッド・エアー]]監督は2016年公開[[🎞️『スーサイド・スクワッド』]]での編集をめぐるイザコザでキャリアに傷がつき、その後しばらくメジャー映画から遠ざかっていた。そんな彼を[[🎞️『ビーキーパー』]]で引っ張り上げたのが[[👤ジェイソン・ステイサム]]だ。
今年の日本公開作では同じくステイサムと組んだ[[🎞️『ワーキングマン』]]と今作が並ぶ。まさに大復活だ。そして、今作は[[👤デヴィッド・エアー]]監督作の中でも指折りの傑作だったと思う。
>[!check]
> [[🎞️『ワーキングマン』]]は見逃していた。これを機会に配信で観ようと思う。
>
> - [[2025-01-05 🎞️『ビーキーパー』を観る]]
### 生き残らなければメッセージは伝わらない
退役軍人と元軍用偵察犬。アラスカで遭難した一人と一匹のバディによる、生き残りを目指すサバイバル映画だ。
[[PTSD]]を患う彼らは夜な夜な戦地の夢を見る。「犬のPTSD」という描写ははじめて見たかもしれないが、きっとそういうこともあるのだろうという説得力のある演技だ。
だから彼らは人里離れたアラスカでキャンプ生活をしていることが分かってくる。しかし、小型飛行機での移動中に心臓病が起こり墜落したことで命がけのサバイバルが始まる。
いかにも[[👤デヴィッド・エアー]]映画の主人公らしい、たくさんの修羅場を掻い潜ってきたプロの男を演じるのは[[🎞️『フューリー』]]でもタッグを組んだ[[👤ブラッド・ピット]]。
映画のほとんどが犬の**オーディン**との芝居なので、ここは大スターを置かないと画面が保たないという狙いも感じるキャスティングだ。
[[🎞️『F1/エフワン』]]のようなフェロモンをムンムンに撒き散らすセクシーな演技ではなく、サバイバルのプロとしての説得力を体現する剛健さを感じさせる演技だった。
アラスカの雄大な自然、そして多数の野生動物たちを相手取ったサバイバルの厳しさが伝わってくる。
戦争もサバイバルも、死と隣り合わせの状況であり、そのような状況でなければ生まれ得ない強い想いが生じるが、しかしそこで死んでしまったらその過程で生じた想いは後世に伝わらない。
クライマックスでの走る姿には必ずこの「想い」を伝えようという意志が感じられ、思わず落涙してしまった。
かなりお気に入りの一作である。
ただ、男一人と犬一匹が小型飛行機に乗り、雄大な自然を飛ぶ――そんなイメージが、直近の公開作である[[🎞️『ラスト・サバイバー』]]と重複する点は惜しい。
更にはパンフレットがないというところもまで合わせなくてもいいのよと思ったりした。
## 情報
![[🎞️『ハート・オブ・ビースト』#予告編]]
![[🎞️『ハート・オブ・ビースト』#主要スタッフ]]
![[🎞️『ハート・オブ・ビースト』#関連リンク]]