# 2026-10-11 [[🎞️『バイオハザード』(2026年)]]を観る
![[レーティング#^r-15]]
![[ネタバレ#^danger]]
## 感想
[[IMAX]]シアターで鑑賞。

>[!info]
> ![[🎞️『バイオハザード』(2026年)#概要]]
### ゲームの映画化
原作ゲームの[[『バイオハザード』シリーズ]]は初代と2、あとは5を途中までプレイしており、[[👤ポール・W・S・アンダーソン]]による映画シリーズは4までは観ている。[[🎮️『バイオハザード7 レジデント イービル』]]以降の作品はやってみたいと思いつつ触れられていない。なんと中途半端な。
そんな私でも本作を観に[[IMAX]]シアターへと駆けつけたのは、[[👤ザック・クレッガー]]監督だからだ。昨年の[[🎞️『WEAPONS/ウェポンズ』]]のクライマックスでは年間最高風速の爆笑をもたらしたこともあり注目していた。
>[!check]
> 今回の[[🎞️『バイオハザード』(2026年)]]にも通ずる「走る」映画だ。
>
> - [[2025-12-06 🎞️『WEAPONS/ウェポンズ』を観る]]
そんなちょっと原作を囓った監督のファンが観た本作は、かなり満足、という感じである。見事なジャンプスケア芸で何度も身体が飛び上がったし、ゲラゲラ笑った。
ただ、ひとつだけミスったな、と思ったことがある。[[YouTube]]にアップされた公式の本編映像を事前に視ており、それが「これより面白いシーンがあるのか?」と不安になるくらい面白いのだが、実際に全編中でこのシーンが一番面白く感じたのである。
>[!cite]
> 本作の面白さを象徴するシーンだが、観に行くつもりならここで消化しちゃわないほうが良いかも。
>
> 
主人公の**ブライアン**([[👤オースティン・エイブラムス]])は普通の男。仕事に対する責任感はそれなりにあるようだが、ビビリだし銃は外すしドジもする。つまり我々観客だ。
ゲームの中でクリスやレオンを操作するときは英雄気分に浸れるが、実際にラクーンシティに放り込まれたら次の瞬間には死んでゾンビになっていそうなただの市民である。
そんな「主人公らしくない」主人公だからこそ「進みたくない道を進まねばならない」という原作ゲームをプレイしているときにプレイヤーが覚える恐怖感を映画にトレースできているのだ。
この点は、「ゲームの映画化」のやり方としてひとつの正答を叩き出せていると思った。
### またもや描かれる「父親になる恐怖」
「普通の男」であるブライアンにはひとつ、特徴的な要素がある。映画序盤、恋人と妊娠について電話で相談する中で「君の身体だから、君が決めればいい」と玉虫色の回答をするのだ。
これは奇しくも同じゲーム原作の映画[[🎞️『8番出口』]]と似た主人公像だ。ホラー映画という「恐怖」を描くことが要求される場で「父親になる恐怖」が足されている。
そんなシンクロニシティに興味深さを覚えつつ、とはいえ「またこのパターンか」と思ってしまったことは間違いない。
しかし、最後まで映画を観るとこの「父親になる恐怖」が単に乗り越えるべき葛藤として置かれているのではなく、「バイオハザード」という作品だからこそ語ることのできる皮肉へと繋げていることに気づいた。
つまりはこの題材を利用して「妊娠という身体変容を伴わない男性」がそれを疑似体験する[[ボディホラー]]に転用するのだ。ここにこの企画の巧さを感じたのであった。
## 情報
![[🎞️『バイオハザード』(2026年)#予告編]]
![[🎞️『バイオハザード』(2026年)#主要スタッフ]]
![[🎞️『バイオハザード』(2026年)#関連リンク]]