# 2026-10-21 [[📘『魔法使いの夜 上』]]を読む ## 感想 >[!info] > ![[📘『魔法使いの夜 上』#概要]] ### 正直、あまり乗り気じゃない [[👤奈須きのこ]]のそれなりにまとまった量のテキストを読むのはいつぶりくらいだろうか。 [[🎮️『Fate/Grand Order』]]は早々にギブアップしたので、それこそ原作[[🎮️『魔法使いの夜』]]以来かもしれない。 そもそも、ノベルゲーム至上屈指のビジュアル面でのリッチさを誇る[[🎮️『魔法使いの夜』]]をいまさら劇場用アニメ映画化する必要があるのか[^1]? という風に思っているので、それに合わせた企画であろうこのノベライズにもあまりノレていない。義理で読んでいるところが正直な所ある。 義理で読むにも一冊2750円である。小説単行本としてはかなり高額。この後二冊続くことから財布へのダメージはデカい。 ただし、値段相応に造本は素晴らしい。原作の画像素材がオールカラーで多くのページに挿し込まれていて、紙質も薄く高級感があって400ページ強とは思えない薄さと軽さで、さらにはスピン付き。 そして読んでみると、まあ予想通りの面白さである。10年以上前に原作をプレイしているので大まかな内容は把握しているためストーリー展開に新鮮味はないが、「自らシナリオライティングしたノベルゲームを小説に再構成する」という企画ならではの解釈の面白みはある。 この上巻でいえば、原作における前半のピークであるミラーハウスでの戦闘シーンでは、そこに至る段取りが若干変わっていたりする。 そもそもミラーハウスという舞台スクリプトによるテキストとの同期を合わせた派手な画面演出を実現するためのものである。そんな羽をもがれた状態で、つまり文字の力だけでどう読者を引っ張り続けるかに注目するとなかなか楽しく読めた。 以上、[[🎞️『魔法使いの夜』]]が公開される11月20日までには下巻を読み終えるつもりで、引き続きローテンションで読み進めようと思う。 ## 情報 ![[📘『魔法使いの夜 上』#目次]] ![[📘『魔法使いの夜 上』#関連リンク]] [^1]: 経済的な理由を除く。